福岡と熊本の工事現場や資材置き場で敷鉄板など700点・1600万円分を盗んで売却か「ばれにくい量を盗んでいた」
資材置き場から敷鉄板などを盗んだとして、58歳の無職の男が起訴されました。金属製品の被害は、福岡と熊本でおよそ700点、1600万円分を超えるとみられています。 窃盗と窃盗未遂の罪で起訴されたのは、福岡県大牟田市の無職、高口久信被告(58)です。 高口被告はことし9月、福岡県柳川市の資材置き場で敷鉄板を盗もうとしたとして逮捕されました。小型のクレーンを積んだトラックで敷鉄板をつり上げていたのを、近くの人が目撃したということです。 その後の捜査で、前日と前々日にも、同じ資材置き場で、敷鉄板を合わせて12枚盗んだとして追送致され、このうち6枚を盗んだ罪で起訴されています。 被害は去年1月からことし9月にかけ、福岡県柳川市、みやま市、久留米市、大牟田市、大川市、八女市、広川町、東峰村、熊本県和泉町の工事現場や資材置き場で37件、敷鉄板や型枠など金属製品700点あまり、合わせておよそ1640万円相当に上るとみられています。金属は、福岡県や熊本県の業者に売却されたということです。 警察の調べに対し「生活費にしていた」「ばれにくい量を盗んでいた」などと話し、容疑を認めているということです。