浦和レッズ・原口元気、2014年以来の背番号9で再出発「もう一回自分にプレッシャーをかけたかった」
J1浦和は9日、さいたま市内の大原サッカー場で今年初めて練習を公開した。昨年10年ぶりに復帰した元日本代表MF原口元気(33)は、2014年の海外移籍前につけ、クラブの象徴的な背番号でもある「9」に今季から変更となり、覚悟を示した。 「もう一回自分に数字を出すというところでプレッシャーをかけたかったというのがありますし、24番とか好きな番号はありますけど、どれが一番自分にプレッシャーがかかるかなと考えた時に9番をつけるべきだなと思いました。9番の価値を高められるようにしていきたい」 浦和の育成組織出身で、2014年夏にヘルタ(ドイツ)へ移籍し、ドイツの計5クラブでプレー。昨季は9月にチームに復帰すると10試合の出場で1ゴールだった。 今オフは「とりあえず走りましたね」と体力向上をはかってきた。その意図を「走れていなかったのでやっぱり。がむしゃらに走るのではなく計画的に。どうやったらもう1回昔のように30、40本とスプリントができるか。やっぱり昔のように走れないと結果はでないと感じた。そこにフォーカスをしてトライをしてきました」と明かした。すでにオフ明けのテストなどで成果は現れており「あとはピッチに落とし込んでいきたい」と手ごたえをにじませた。 今年にかける思いも強く「優勝するために帰ってきたと何度もいっていますけど、本当にそれだけにフォーカスしたい」と決意。表情を引き締め「その役目を責任を担いたい。駄目だったら自分の力がなかったと思って入るシーズンなので、何も言い訳できずにすべての結果が返ってくるシーズンになると思う。それを楽しみながら最終的に笑えるようにしたい」と闘志を燃やした。