「パリ五輪へ必ず行く」豊田市出身・山本有真選手、“激戦必至”陸上最終選考会へ
パリオリンピック出場を目指す、愛知県豊田市出身の山本有真選手。残る切符は最大2枚。“激戦必至”といわれる最終選考会へ挑む、有真選手を取材しました。
残り2枠!激戦必至の女子5,000m
今月27日より、陸上のパリオリンピック最終選考会となる日本選手権が始まります。名だたる選手たちが出場することから、“激戦必至“といわれる女子5,000m。先月、田中希実選手が派遣標準記録を突破しすでに内定、残るオリンピックへの切符は最大2枚となりました。 「日本選手権で3位以内に入るのが条件。パリ五輪、こんなに世界大会に行きたいと思ったのは初めてのことなので…」とオリンピックへの思いを語るのは、山本有真選手。これまで、中京テレビ「キャッチ!」でも何度も取材してきた、愛知県豊田市出身の選手です。
大学時代は駅伝にて、大学女子長距離界を引っ張るエースとして活躍。数々の記録を残し、名城大学の6連覇に大きく貢献しました。大学卒業後は、さらなる高みを目指し、千葉県を拠点とする実業団チーム「積水化学陸上部」に所属。「このチームに入ってからパリ五輪を目指せるかもという、ワクワク感をもらっているので」とチームへの思いを話します。
オリンピック出場は家族への“恩返し”
そんな有真選手の才能を高く評価しているのが、所属チームの野口英盛監督。「彼女のスピードは武器なので、そこに特化した練習で彼女の良さを引き出したなかで戦うのが一番いいと思う」と、有真選手の強みについて話します。
実業団1年目で、いきなり日の丸を背負うと、国際レースにて次々と結果を残してきた有真選手。「2月のアジア室内で3位以内に確実に入って、パリ五輪出場のためワールドワンキングのポイントを稼ぐことが先の目標。そこで3位以内に入れば、第一関門の世界ランクでターゲットナンバーに入ってくる」と2年目への思いを語っていました。 今年2月、アジア室内3,000mで見事優勝。現在、パリ五輪女子5,000mワールドランキングにて、日本人2番手にランクインしています。 そんな有真選手がパリオリンピックを目指すのには、2つの大きな理由がありました。