大阪府・吉村知事が定例会見5月12日(全文5完)テレワーク実施状況の公表をぜひお願いしたい
もし対策本部会議を開くとしたら来週か
毎日放送:一応今週で緊急事態宣言から2週間たつという状況で、今週1週間様子を見られるという話もされていましたけど、もし対策本部会議を開くとしたらまた来週というようなことで今、考えていらっしゃるんでしょうか。 吉村:これ、陽性者の数って本当に分からないんですね。なので、そういった意味ではそれを見ながらでないと本部会議をいつ開催するかって、ここで断定することはできないと。異常な拡大とかを示さない限りは今週、本部会議を開くことはないだろうというふうに思っています。 この対策で難しいところは、感染者がこうやって見えてきたあとにいろいろ、あのときこうすべき、このときああすべきじゃないのというのは、これは本当に僕も含めてみんな言えることなんですけど、ここから先ってみんな分からないわけなので、ここから先が分からない中で対策というのは考えていくというのは、実行しているのが今の状況です。 ですので、ここが一番底で、ひょっとしたらこっち側に上がってくるかも分からないし、下がってくるか、横になるか、ちょっとまだこれは分からない。今週の状況を見たら一定程度評価できるのではないのかなとは思っていますけれども、ちょっとN501Yに直面しているというのは、先ほども言いましたけど、この関西圏がまさに初めてでもあり、これが本当に収まるのかどうかというのはまだ経験してないですから、日本国においてですね。都市部においては。 だから、ちょっとここは予測値もない中でやっていますから、今の段階でいつ本部会議を開くというのは断定はできないですけども、極端に異常な数字が出ない限りはその推移を見守りながら、この今の緊急事態宣言の措置のお願いを継続するということになるのではないかと思っています。
実態を表しているのかという疑問の声もあるが
毎日放送:すいません、もう1点だけ。月曜日に医療管理下でない方で亡くなった方は第4波で17人という数字が出ましたけれども、実態で言うと、病院で死亡確認された方など一部の方は自宅などで療養していても含まれていない方がいらっしゃると。これで実際に実態を表しているのかというような意見も実際にご遺族の方とかからは上がっています。ここの基準という部分で、何か今後変更されたりとか、何か新しく線引きをするとか、そういったことというのは今後あるんでしょうか。 吉村:これは基準を作るというのは非常に難しいと思います。医療の管理下に入って、ある意味で酸素投与であったり人工呼吸器であったり着けられて、そしてその方が、これは本当に残念ですけどお亡くなりになってしまうというのが1日後なのか、3日後なのか、5日後なのか、これは本当にその人によってもさまざま状況は違います。医療でまさに医療従事者の皆さん、命を救う活動をしていただいているわけですから、その命を救う活動をしていただいている中で、残念ながらお亡くなりになった方と、そうじゃない状況で自宅療養中でお亡くなりになられる方、ここはやっぱりそこが1つの線ではないかというふうに思っています。なので、この医療の管理下になかった自宅療養者、あるいは宿泊療養でのお亡くなりになられた方っていうのは、今週から週に1回取りまとめて公表するということにしました。 で、また皆さんからのご意見もあるし、で、僕自身も情報というのはできるだけ公表していくべきっていうのが本来の考え方です。ですので、今後ご遺族、ご家族のちょっと同意も得ながら、その方がどういう状況でお亡くなりになったのかっていうのをその遺族の方の同意が得られる範囲で週に1回ブリーフィング、担当部からさせたいというふうに思っています。 これは人によっては、状況はまったく違うので、このコロナっていうのは急変して亡くなる方もやっぱりいらっしゃるんですね。それまでは非常に本人も元気でいたけれども急変して亡くなられると。そういうのもやっぱりある、非常に怖い病気だとも思っています。ちょっとずつ、ちょっとずつ悪くなって亡くなられる方が全てのそういうことになるんじゃなくて、まさにそういう状況、そういう病気でもあると。