ヤクルト・村上宗隆「アメリカで大谷選手とホームラン王を争うのが目標です」 地元・熊本でのトークショーで夢語った
大きな夢を語った!! ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が27日、故郷・熊本で行われた「菊陽町『子ども達へ夢を』トークショー」に参加。質問コーナーで野球少年から「これからの野球人生で何か目標にしていることはありますか?」と問われると「アメリカで大谷選手(ドジャース)とホームラン王を争うのが目標です」と答え、会場を盛り上げた。まず見据えるのは、日本球界ラストイヤーとなる来季のリーグ優勝と日本一奪還。日本での夢をかなえ、メジャーでの夢に挑戦する。 胸に秘めていた思いを、故郷の人たちに明かした。村上が自身初となる熊本でのトークショーに参加。480人が真剣に耳を傾ける中、質問コーナーで野球少年から「これからの野球人生で何か目標にしていることはありますか?」と問われると、少し控えめな口調で大きな夢を語った。 「アメリカで大谷選手とホームラン王を争うのが目標です」 2022年に熊本県民栄誉賞を受賞した故郷の〝英雄〟の言葉に、会場は沸き、大きな拍手が起こった。ドジャースの大谷とは23年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で共闘。村上は準決勝のメキシコ戦で、大谷がつくった好機を生かしてサヨナラ打を放ち、世界一に貢献した。 来オフにはポスティングシステムを利用した米大リーグ挑戦が確実。この日も「日本でのプレーは最後になる」と明言した。早ければ26年シーズンから大谷と同じ舞台で戦うことになるが、今は日本ラストイヤーとなる25年シーズンのことしか頭にない。今月上旬に右肘のクリーニング手術を受けたが、来季の開幕戦(3月28日、対巨人、東京ドーム)は万全な状態で臨める見通し。まずは、主砲としてスワローズを頂点に導くという日本での夢をかなえる。 「優勝と日本一しか見ていない。143試合全てに僕の力をチームのために使いたい。優勝、日本一のためには必ず4番が成績を残さないといけない」 三冠王などの偉業を成し遂げてきた村上。土台となったのは幼少期だ。「絶対にプロ野球選手になる」という強い思いを持ち「練習したくないと思っても、これでプロ野球選手になれないと思ったら練習ができた」と回想。素振りも回数は決めず「10分なら10分。とにかく1本目から最後まで全力で振ることがすごく大切」と野球少年たちに説いた。