PHOTOGRAPH=舛田豊明

大人になって何かにハマったり、何かを習うことは、刺激的で日常を鮮やかに彩るもの。もしかしたら生き方がガラッと変わるかもしれない！ これから始めたい趣味、嗜みを、その道のプロから最上＆最新の品とともに教わる。今回は「メンズメイク」を学ぶ。 【写真】「眉アートメイク」の仕上がり

メイクの達人の超技をアートメイクで獲得

目元が引き締まった精悍な表情は相手に信頼感を与え、ムダ毛のないなめらかな肌は清潔感のある好印象を残す。ビジネスパーソンにとってメイクは、今や身だしなみの必須科目。コロナ禍以降は、オンライン会議のモニター画面に映る自分の容姿を意識することも多くなり、Z世代の男性は約20％がメイク経験者といわれている。 ただ、有効性は理解しても、メイク用品の使い方をマスターし、ルーティン化することは男性には至難の業。そんなメンズメイクのハードルを越えやすくする技術として注目されているのが、女性にはすでにおなじみとなっているアートメイクだ。 「私が施術する眉アートメイクは、眉形の黄金比から導く従来の方法ではなく、個々の顔立ちや毛流れを見極めながらデザインするパーソナル方式。さまざまな角度から眉のバランスを微細に調整することで、その人に最も似合う眉形を描きだします」 そう語るのは、ヘアメイクアップアーティストとしての豊富な経験が背景にある、日本で唯一の男性のメディカルアートメイクアーティストとして日々手腕を振るう多田亜樹博氏。 「眉を整えることで表情やフェイスラインが引き締まる。効果は絶大ですが、顔から眉だけが浮かないよう、ほどよい抜け感を加えるのもポイントです。メンテナンスフリーで長期間キープできる頼もしさに加え、身だしなみを整える時短もかなう。年齢とともに薄くなってしまったという悩みにもお薦めです。施術した多くの方が感動し、満足していただいています。眉アートメイクは、まさにメンズメイクの進化形。第一印象が重要なエクゼクティブや営業職の方には、特に最適な施術です」 多田亜樹博 雑誌や広告、セレブリティを手がけるヘアメイクアップアーティストとして活躍中。近年は、男性にはなじみの薄いアートメイクに着目。全日制看護学校に2年間通い、施術に必携の准看護師免許を取得した。現在は、BMC CLINIC南青山にて指名を受けつける。