自分に合うのはどれ? 6つの断続的断食を栄養士が解説!
一般的な断続的断食スケジュール
厳密にいえば、断続的断食のスケジュールは個人個人で自由に作れるけれど、ここでは一般的に選ばれているスケジュールをご紹介。 ・16:8ダイエット(16時間断食) このファスティングでは、一日16時間絶食し、8時間の食事時間枠を設ける。16:8ダイエットの実践者は、食事と断食の時間を一日のどの時間帯に設定してもいいですが、午前11時に食事を開始し、午後7時以降に断食を開始するやり方を選ぶ人が多いです、とコーディングさんは説明する。 この方法は体重を減らせる可能性が高いけれど、今も研究が続けられている。医学誌『ニュートリション・アンド・ヘルシー・エイジング』に掲載された小規模研究では、12週間にわたり肥満の成人23人に16:8ダイエットまたは普通の食事を与えた結果、16:8の食事をしたグループは一日のカロリー摂取量が350kcal減少して、体重も平均約3%減少したことが明らかになった。 「日々のスケジュールが安定している人は、この方法がいいかもしれません」とコーディングさん。16:8ダイエットは、多くの人が実践しているもっとも人気の高い断続的断食スケジュールの一つです、と続けている。 ・5:2ダイエット より長い期間断食する必要があるこの方法。「まずは5日間連続して、好きなように食べます。そして残り2日は一日に約500kcalだけ摂取します」とガンズさんは説明する。 オンライン科学誌『プロス・ワン』に掲載されたランダム化対照試験では、肥満の成人300人に一年間5:2ダイエット、もしくは昔ながらのダイエットと運動プランを実施してもらった。その結果、両方のグループが同様の減量成果を達成したことが分かったという。「体重管理に関して簡単なアドバイスを提供する医療専門家は、5:2ダイエットを選択肢の一つに入れてもいいかもしれない」と研究者らは結論づけている。 ・14:10ダイエット(14時間断食) この食事法では、14時間の絶食と10時間の食事枠が設けられる。16:8ダイエットよりも取り組みやすく、断続的断食ダイエットが自分に適しているかどうかを判断しやすいでしょう、とコーディングさん。 この方法がダイエットに有効だという研究結果もある。肥満患者78人を対象としたあるランダム化対照試験では、ヘルシーな食事と運動ルーチンを組み合わせた14:10ダイエットを行った人は、12:12ダイエット(12時間の食事時間枠と12時間の断食)を行った人よりも体重が減少したことが判明している。