車内を自分で簡単お掃除! 効率よくキレイにするコツとは?【愛車の日常メンテナンス】
いざ、車内清掃! まずはフロアマットから
それでは、実際に掃除を開始しましょう。まずは、フロアマットを取り外します。車種によってはフロントのマットに留め具や面ファスナーがついている場合があるので、無理に外して壊さないよう、心配な時は取扱説明書を確認してください。取り外したマットは一旦車の外に置いておきます。 マットを取り外したら、フロアカーペットやシートの下や隙間を重点的に掃除機掛けします。リアシートが畳めたり、座面を跳ね上げできる場合は畳んだり跳ね上げた箇所も掃除機掛けすると、満足のいく仕上がりになります。 次に、先ほど取り外したマットの掃除をします。掃除機のノズルをカーペット用に付け替えて、マットに入り込んだ砂や埃を一気に吸い取りましょう。 もう少し汚れを落としたいな……と思い、洗濯用洗剤とブラシでマットをガシガシ水洗いしてみたくなる衝動に駆られますが、週間天気予報や使用状況に応じてその衝動はグッと抑えなければなりません。なぜなら、マットが完全に乾くには丸2~3日を要するためです。完全に水分を飛ばしてからクルマに取り付けないと、カビやイヤなニオイの原因になります。
気になるベタつきを落とす方法は?
最後に、内装の汚れを固く絞ったタオルや市販のウェットシートで拭き上げます。汚れがひどい場合や水拭きでは落ちない汚れには、薄めた中性洗剤や市販のクリーナーを使用しても構いません。 ここでワンポイントアドバイスです。ステアリングやシフトノブのベタベタは主に手の脂が蓄積したものなので、界面活性剤が含まれている洗剤を薄めた石鹸水をタオルにスプレーして拭き取ると、汚れをキレイに落とせます。 内窓をキレイにするには、新品のタオルだとガラスに毛羽が残ってしまい視界の妨げになりますので、毛足が短めの使い古したタオルを2枚用意することをおすすめします。1枚は水拭き、もう1枚は乾(から)拭き用として使います。湿気の多い日に作業すると、かえって拭きスジが残ったりするので、カラッと乾燥した日中か、エアコンをONにして曇り取りモードにしながら作業してください。1枚目のタオルで水拭きしたら、すぐに2枚目のタオルで乾拭きします。これを繰り返すと、今までとは透明感がまるで違うガラスを手に入れることができます。 掃除は何事においても基本であると言われています。お出かけ前に愛車を掃除して、気持ちよくドライブに出かけませんか?
文= 本田浩隆(YOKOHAMA Car Session) 写真= 内藤敬仁