【全日本総合バドミントン2024】西大輝&佐藤灯が決勝進出。「“2人で楽しもう”と声をかけていけたのがよかった」(西大輝)
第78回全日本総合バドミントン選手権5日目の29日、混合ダブルス準決勝で古賀輝/福島由紀(NTT東日本/岐阜Bluvic)に2-1で勝利した西大輝&佐藤灯(龍谷大/ACT SAIKYO)のコメントを紹介する。 【トーナメント表】全日本総合バドミントン2024混合ダブルス ――最後まで接戦が続くなど、厳しい試合となった 西 相手はミックスらしいプレーではなくて、男子選手が前衛に出てきたりして、最後の方も、それにちょっとハマってしまいました。相手のミスに助けられたかなっていう試合でした。 ――佐藤選手としてかなり難しかった 佐藤 どちらも男子ダブルスと女子ダブルスで強い選手。攻撃やディフェンスも全部できてしまうので、自分たちがそこで一歩引いてしまうところがありました。 ――ネット前での勝負はどうだったか 佐藤 男子選手が前に来た時に、自分が勝負した方がいいのか、それとも上げた方がいいのか迷ってしまう部分が結構ありました。 ――その中で勝ち切れた要因は? 西 自分が“2人で楽しもう”と声をかけてました。(佐藤の)表情が硬く、緊張しているのかなと思って(苦笑)。今年最後の試合になるかもしれないし、自分としては悔いなく終わりたかったので。そこで楽しもうと言えたのが、よかったのかなと思います。 ――佐藤選手は緊張感があったか 佐藤 めっちゃ緊張してました。ファイナルゲームでデュースになった時は、足が震えてしまって。でも、西がずっと“楽しもう”と声をかけてくれたし、ほかにも“一本、一本”とか、“前だけ前だけ”とか。些細なことですけど、ずっと声をかけてくれたのが大きかったと思います。 ――決勝で対戦する柴田/篠谷ペアの印象は? 西 去年、ペアは違いますが篠谷さんには準々決勝で負けてます。リベンジができればいいなと思います。 ――経験豊富な篠谷選手に対しては佐藤選手はどう向かっていく? 佐藤 今日と同じく、自分より格上の選手。思い切って自分から勝負しにいければと思います。あとは、西の後ろでのカバー力はとんでもなく素晴らしいので、そこは任せたいと思います。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部、吉井信行