巨人の連覇はあるか、“台風の目”になるのは? どこよりも早い順位予想!<セ・リーグ編>
4年ぶりのリーグ優勝を飾った巨人と26年ぶり日本一に輝いたDeNAに、新監督を迎えて新たなスタートを切る阪神と中日、雪辱を果たしたい広島とヤクルト……。果たして、2025年のセ・リーグのペナントレースはどうなるのか。“どこよりも早く”順位を大予想したい。 【写真】よくよく考えると不安要素多い? 一気に転落の可能性ある意外な球団がこちら * * * 【1位】巨人 2年連続Bクラスに沈んでいた巨人が昨季、阿部慎之助新監督の下で4年ぶりのリーグ優勝を飾った。最も大きかったのがブルペン陣の整備。2年連続リーグワーストの3点台後半だった救援防御率が、昨季はリーグトップに並ぶ2.27まで良化。さらに今オフ、中日で長年にわたって絶対的守護神として圧巻の投球を続けてきたライデル・マルティネスが加わる。8回以降に大勢とマルティネスが控えるリリーフ陣は間違いなくリーグNo.1だ。海を渡った菅野智之の穴埋めが課題になるが、エースの座を継承した戸郷翔征と山﨑伊織に、後半戦に台頭した井上温大と外国人投手でカバー。強力なリリーフ陣の後ろ盾があれば、経験不足の若手投手たちも結果を残せるはずだ。野手陣では、2023年に3Aでトリプルスリーを達成した新外国人のトレイ・キャベッジに期待。甲斐拓也、田中将大のベテランが加わったことでチームバランスがどうなるかが心配だが、そこは阿部監督が何とかするはずだ。 【2位】広島 新井貴浩監督1年目だった2023年に2位躍進を遂げた広島だったが、2年目の昨季は4位に沈んだ。だが、9月頭の時点では首位に立っており、5勝20敗だった「悪夢の9月」がなければ最後まで優勝を争えていた。自慢の先発投手陣から九里亜蓮が抜けたが、床田寛樹、大瀬良大地、森下暢仁の三本柱は依然として強力であり、アドゥワ誠、玉村昇悟、そしてプロ2年目の常広羽也斗に期待したい。野手陣では、正遊撃手として矢野雅哉が台頭し、菊池涼介、小園海斗と形成する内野陣は、今季も非常に楽しみ。長打力不足は大きな課題になるだけに、新外国人選手の出来によって左右されそうだが、ベテランの秋山翔吾も復活しており、“しぶとく1点を奪う”伝統のカープ野球がチームには息づいている。昨年の悔しさをバネに、チームがさらに一丸となっているという点を買って、2位を予想した。