<大阪・関西万博>夢洲「リング」5か所で組み立て 大阪府市のパビリオンも建設進む
10月25日、咲洲(同住之江区)にある「さきしまコスモタワー展望台」から、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場となる夢洲(大阪市此花区)の会場建設の模様を撮影しました。 【動画】大阪府の吉村洋文知事が定例会見 万博についても語った(2023年11月9日)
前回撮影した9月29日は4か所で「リング(大屋根)」が組み立てられていましたが、この日は1か所増の5か所で行われていました。 9月29日以前に工事が始まった4か所では建設が進み、リングの長さが伸びているのがわかりました。うち2か所ではそれぞれのリングがつながりそうです。屋根の部材が波のような曲線を描くように加工されているのも確認できました。
リング周辺で工事が進むのは、大阪府と大阪市が出展する大阪ヘルスケアパビリオンです。事務所棟と見られる建物に掲げられている同パビリオンの卵型のロゴマークが目印です。 写真を拡大すると、パビリオンの建屋の骨組みのような部材が建てられているのがわかります。
リングの内側では、パビリオンのうち協会が建てた建物を参加国が借りる「タイプB」、協会が建てた建物を複数国で共同利用する「タイプC」の建屋の建設も進んでいます。 なお、2025年日本国際博覧会協会の広報担当によると、10月25日の段階で海外の国・地域が自ら建設する「タイプA」のパビリオンは24か国で施工業者が決定している一方、「タイプA」から同協会が建設を代行する「タイプX」へ2か国、「タイプC」へ1か国がそれぞれ変更しました。着工に至っている国・地域はまだありません。 (取材・文:具志堅浩二)