大阪・吉村知事 阪神・オリの優勝バレード「府費を投入しない。民間企業のみなさまに協賛金のお願いを色々している」
大阪府の吉村洋文知事は9日午後、大阪府庁で定例記者会見を行い、11月23日に大阪・御堂筋などで開催予定のプロ野球、阪神タイガースとオリックス・バファローズの優勝パレードについて「現時点でクラウドファンディングは目標金額に達していないですが、8000人以上のご協力いただいて非常にありがたいなと思っています」と述べた。 【動画】優勝パレードについての質問に答える大阪府の吉村洋文知事
23日に開催予定の優勝パレードは、大阪府や兵庫県などでつくる実行委員会が主催しており、開催費用を集めるため「クラウドファンディング」を実施している。目標金額は5億円となっているが、同会見が行われていた9日午後現在で集まった金額は約6300万円となっている。
吉村知事はこのことについて会見で「あまりマイナス思考には僕はみてなくて、8000人以上に協力いただいているのは『ありがとうございます』と思っています」と述べた。
報道陣からは「実際に目標額を達成しなかった場合、公金支出はないという話だが、どのように補てんするのか」という質問があった。 それに対し、吉村知事は「府費を投入しないというのは当初決めた通りです。ですので民間企業のみなさまに協賛金のお願いを色々している。実際にパレードは実施をします」と答えた。 そして「パレードを盛り上げていきたいと思いますし、お祝いという純粋な思いでできればなあと。これを民間の実行委員会のメンバーと一緒に思いを共有してしているというところです」と続けた。
また、報道陣からは「目標額に達しなかった場合、パレードが縮小するなどの支障は考えられるか」という質問もあった。 吉村知事は「いま実行委員会で色々計画を進めていますので、まずは費用を確保できるように民間企業の皆さんと一緒に努力をしていきます。今の段階で縮小するなどは考えていない」と答えていた。