「総合優勝」を目標に掲げる駒澤大学・藤田敦史監督

◇第100回東京箱根間往復大学駅伝競走　監督トークバトル(11日、都内) 記念すべき第100回大会を迎える箱根駅伝。チームエントリーが発表された11日、都内で前回大会上位5校の監督が登場する監督トークバトルが行われ、各校が意気込みを語りました。 【画像】駒澤大学、学生駅伝三冠目指す、箱根駅伝チームエントリー発表 「2年連続大学駅伝3冠」という史上初快挙を目指す王者・駒澤大学の藤田敦史監督は往路・復路含む“総合優勝”をフリップで宣言、会場からは拍手が湧き起こりました。「昨年度3冠を達成した最強チームに対する“挑戦”をテーマに挑んでいる。昨年度と同じように挑んでいきたい」と語りました。 続いて前回大会2位の中央大学・藤原正和監督も総合優勝が目標と宣言。「(今回のレースは)絶対にもつれると思っているので、総合優勝を成し遂げるために往路・復路どのようにマネジメントしていくか、残り3週間できっちりやってきたい」と力強く発言しました。 そして前回3位に終わった青山学院大学の原晋監督は駒澤大・中央大同様に“総合優勝”が目標。「駒澤大学が前回の箱根4区から出雲・全日本と先頭に立っている。挽回するのは現状難しいと思うので、往路から先頭に立ってレースをしたいという思いで書いた」と目標の意図を明かしました。 対抗馬とされる中央大・青山学院大が総合優勝を掲げてきたことに対し、駒澤の藤田監督は「今回の箱根は往路が混戦になると分析している。出雲・全日本のように逃げる展開というのは可能性としては高くないと感じてるので、そこを含めたマネジメントを10区間の中でやりたいと思っている。そういう意味で全て優勝と書かせてもらったけど、その中でも勝ちきりたい」と対抗心をあらわにしました。 今年は出雲駅伝・全日本大学駅伝を圧倒的な強さで勝ちきった駒澤大。史上初の2年連続3冠となるか、中央大・青山学院大を筆頭とする対抗校がそれを阻止するか。第100回大会は2024年1月2日に発走です。