9月最後の週末は晴雨兼用の傘あると安心 東海から西はまだ真夏日 ダブル台風発生中 それぞれ小笠原諸島や先島諸島に接近か
9月最後の土日は、日本の沿岸にある秋雨前線や低気圧の影響で、太平洋側を中心に変わりやすい天気になりそうだ。特に東海や関東を中心に、にわか雨の可能性がある。お出かけの際には晴雨兼用の傘があるといいだろう。東海から西では、まだ最高気温が30℃以上の真夏日になる所が多いため、9月末でも熱中症対策を怠らないようにしたい。なお、日本の南では台風17号と18号が発生中で、それぞれ小笠原諸島と先島諸島に近づくおそれがある。
きょう東海や関東中心に雨具出番
きょう28日(土)は西日本から北日本にかけて雲が広がりやすいものの、雲の隙間から晴れ間もある見込み。ただ、午後は低気圧が近づく東海や関東を中心に、にわか雨の可能性がある。先日の大雨で被害が大きかった能登半島では、天気の大きな崩れはなさそうだ。
最高気温は、関東から北は30℃を下回る予想。風が涼しく、過ごしやすい所が多くなりそうだ。東海から西はまだ30℃以上の真夏日になる所が多い見通し。日差しが出るとやや蒸し暑く感じられるため、9月末でも熱中症対策を心掛けた方がいいだろう。
西日本中心にまだ真夏日続く予想
あす29日(日)も晴れたり曇ったりの所が多く、西日本から東北の太平洋側を中心に急な雨の可能性がある。この土日は、洗濯物の外干しは空模様の変化に気を付け、外出の際には晴雨兼用の傘を持ち歩いた方がよさそうだ。
朝は北日本で肌寒く、最高気温は引き続き関東から北は25℃前後の所が多い見込み。東京都心は前日より低い24℃で、寒がりの場合は北風がややヒンヤリと感じられそう。また、西日本を中心に依然として30℃以上の真夏日の所が多くなりそうだ。
台風17号と18号発生中 沖縄は荒天長引くおそれ
きょう28日(土)午前9時現在、日本の南海上では2個の台風が発生している。マリアナ諸島付近で発生した台風17号は、あす29日(日)から週明け30日(月)にかけて小笠原諸島に接近する可能性がある。その後、10月1日(火)ごろは暴風域を伴って伊豆諸島に近づくおそれもある。
また、フィリピンの東で発生した台風18号は、30日(月)には暴風域を伴って「強い」勢力にまで発達する見通し。10月2日(水)から3日(木)にかけては「強い」勢力を維持したまま、石垣島など先島諸島に近づくおそれがある。台風18号は動きが遅く、沖縄では先島諸島を中心に大荒れの天気が長引く可能性がある。今後も最新の情報に注意したい。 (気象予報士・鈴木悠)