バレンタインまで10日!「関西チョコレート事情」をおさらい
年々盛り上がりを見せる、成長が著しいマーケットのひとつ「バレンタイン」。関西の百貨店でも、約1カ月ほど前から趣向を凝らした「バレンタイン催事」が開催中です。 【写真】阪神百貨店のバレンタイン催事場に現れた「巨大オブジェ」
■ 世界のチョコが集まる! 激戦区の大阪・梅田
百貨店が密集する大阪・梅田のなかでも、群を抜いた品揃えは「阪急うめだ本店」だ。9階のメイン会場だけではなく、例年同様に各階で同イベントに纏わるコーナーを設置し、約300ブランド、約3000種類のチョコレートや焼き菓子、イートインスイーツがそろい、これは国内でも最大級の規模となっている。 新進気鋭のショコラティエにフォーカスしたコーナーや世界で活躍するトップショコラティエ38名によるチョコレートが集結するエリア、焼き菓子やオランジェット、ソフトクリームなどが楽しめる。 対する「阪神梅田本店」では「他店とは差別化」をと、2019年よりこの時期に旬を迎える「いちご」を全面に推した企画を継続中。なかでも各階をめぐって好みのブランドいちごをピックアップする『梅田でいちご狩り』(540円)は食べ比べが例年人気の企画となっている。 8階催事場には、イートインできるいちごスイーツが約20種スタンバイ。同イベント限定の華やかなパフェが充実し、エリア内には巨大いちごオブジェのフォトスポットも用意されており、「いちご推し」が徹底されている。いちごのほか、同百貨店ならではの「阪神タイガース✕モロゾフ」の限定チョコレート缶(1080円・各日数量限定)なども販売中。 2つの百貨店からほど近い「大丸梅田店」は今年、「ローカリティを大切に。」をテーマに、地元・関西の実力店や作り手を積極的に採用。また「地元を盛り上げる」というだけあり、店舗所在地が関西というだけでなく、使用する素材も関西を意識している。 また、「大阪の新しい土産菓子」を目指して、同百貨店より2023年5月にローンチされた「大阪ええYOKAN」からは、バレンタイン限定フレーバーが登場。ダークチョコレートと白あんをカカオ水で炊き上げた「オペラかん」や、抹茶とホワイトチョコを二層仕立てにした「抹茶ラテかん」(ともに540円)など、和×洋の上品な組み合わせも楽しめる。