「子どもに自信をつけさせる一番よい方法って?」勉強ができる子の親が心がけてる2つのこと
現在、首都圏の小学生のうち、およそ4.7人に1人が中学受験をしているのだそうです。 そんな、加熱する中学受験に不安を抱えている親御さんに、是非とも読んでいただきたいのが、無名校から毎年東大合格者を輩出し話題の「緑鐵受験指導ゼミナール」の代表で、精神科医でもある和田秀樹さんの著書『勉強できる子が家でしていること 12歳までの家庭教育マニュアル』です。 賢い子の親が、低学年の夏休みに「ドリルや夏期講習」より重視したこと 今回は、その中から、“家庭教育で一番重要なこと”をご紹介。子どもの勉強の効率を上げ、自信をつけさせるために、家庭でやるべきこととは?
遊びの時間は必ず取る
いくら中学校受験をするといっても、ずっと受験勉強ばかりしているのではなく、遊びの時間も、きちんとあったほうがよいと思います。しかし、遊びに親の趣味を押しつけるというのはよくありません。たとえば、遊びの時間に情 操(じょうそう)教育をするために、音楽を聴かせるなどということは、親の趣味を押しつけているに過ぎません。遊びは遊びなのですから、よほど非道徳的なものでないかぎり、子どもの好きな遊びをさせてあげましょう。 重要なことは、子ども自身が本当に楽しめるかどうかということです。「一日一時間だけでもいいからゲームやらせてよ」と言われたら、子どもにとってはそのゲームがものすごく楽しみだということですから、ぜひやらせてあげてください。「ゲームをやりたいために勉強をする」という構図でもまったくかまわないと思います。 子どもの場合は、大人と違って心底楽しいと思えるような体験をしやすいですから、遊びによってリラックスできるということがけっこうあります。遊びの時間を大事にして、その時間をきちんとつくってあげることが必要なのです。 もちろん、無制限に遊ばせるということはよくありませんので、「楽しみは日曜日の午前中だけよ」「今日の午後は遊んでもいいよ」「一時間ならいいよ」といった具合に、きちんと枠は決めたほうがよいでしょう。