冷え込み厳しく 特産の寒天作り始まる「寒さがすべて」【長野】
湯気が立ち上る「生天」を屋外に並べる作業は「天出し」と呼ばれています。 茅野市宮川の五味喜一商店は、今月7日から寒天作りを始めました。 昼夜の寒暖差で凍ったり解けたりを繰り返し、水分が抜けるとおよそ2週間で角寒天が出来あがります。 ■五味喜一商店 五味昌彦さん 「何年かぶりの寒い冬が来ていますから、良い生産ができるような感じにはなると思う」 けさは寒気と放射冷却の影響で、最低気温は野辺山でマイナス11.3℃を観測するなど、30の観測地点全てで氷点下となり、20地点で今シーズン最低となりました。 五味喜一商店では去年、暖冬の影響で寒天の生産はピーク時の6割程度に落ち込みました。 今年は「冬らしい寒さ」に期待しています。 ■五味喜一商店・五味昌彦さん 「寒さだけが全てですので仕事は寒いと大変な面もあるが実は寒い方が仕事が楽ですので。慣れてくると。寒ささえあれば何とかなる」 寒天作りは来年2月初旬まで続き、60万から80万本の生産を見込んでいるということです。