小中学校の給食で「ヒスタミン食中毒」か…マグロやカジキの冷蔵環境などに起因 29人に症状【長野・白馬村】
4日、白馬村の小中学校で給食を食べた子どもや教員合わせて29人に「ヒスタミン食中毒」とみられる症状が出ていたことが分かりました。全員、快方に向かっているということです。 白馬村教育委員会によりますと、4日、村内の小学校2校と中学校1校で、子どもや教員合わせて29人が給食のおよそ1時間後に顔や耳が赤くなる症状が出ました。 このうち中学校の生徒3人は、湿疹や微熱の症状も出たため病院を受診しましたが、全員、快方に向かっています。 発症までの時間や症状から、白馬村学校給食センターが調理したカジキのフライが原因の「ヒスタミン食中毒」の可能性があるということです。 「ヒスタミン食中毒」は、マグロやカジキに含まれるヒスチジンが、冷蔵環境が悪いなどの原因で分解されてヒスタミンになり、それを食べることで発症します。 給食センターは5日と6日の2日間休業し、保健所の調査結果を待って給食を再開したいとしています。