出産時に何度も消えた旦那。初めての親子水入らずは、分娩台の上での怒涛の説教タイムに
お産時の旦那の存在は病室の壁にかかってる絵?
予定日まで10日。家でいつものようにマンガを読んでいたら“ジャー”と股から水が出てきた。 初産は予定日超過すると信じて疑っていなかったため、漏らした?と思いトイレへ行き、念のため病院にも電話。「破水かもしれないのですが、おしっこ漏らしただけかもです!」と伝えると、「さすがにわかりますよ、匂いとかで」と言われ、旦那とふたりでクンクン……。「おしっこ……?」結局、わからなかった。 漏らしただけの気がしたので病院には電車で行くことにしたが、家を出る直前にまた、けっこうな量の水が出てきたので、事前に登録してあった陣痛タクシーを呼ぶことに。「完全に破水です」と言われ、即入院となった。 昨日に限って風呂キャンセルしちゃった……。もう産まれるまでシャワー浴びれない……。それを想定して毎日入らなきゃと思っていたのに! 陣痛よりも先に破水したので痛みはなかったが、深夜にはうろたえるほどではないが、眠れないほどの痛みが押し寄せてきた。楽な姿勢を探して四つん這いに。 助産師さんに「旦那さんは?」と聞かれ、「出かけました」と答えると「一番いてほしいときにいない……!」と言われた。このとき、旦那は自分にできることはないと思っており、付き添っていても暇だからと、ラーメンを食べに行っていた。 「お産のとき、旦那はマジで役に立たない」という書き込みをネットで見ていたので、私も最初から期待はしていなかった。お産時の旦那の存在は病室の壁にかかってる絵くらいの役割かと思っていたので、「ラーメン食べに行ってくるね」と言われても、「いってらー」と送り出してしまったのだ。 だから、助産師さんに「旦那さん呼んでください」と言われ、「来させてどーするんですか?」と聞いてしまった。「腰とかさすってもらったり、産まれるのを見守ってもらうんです!」と言われ、ようやく納得。痛みの合間を縫ってなんとか、「来てー」の3文字だけ送った。 1時間後に旦那から「今見た! 行くー」の返信。遅い! せめてこまめにスマホのチェックはしろよ! もちろんあとで説教した。