孤独ぎらいでひとり好きな86歳・田村セツコ「孤独というのは曲者。素晴らしい宝物でもあり、危険な贈り物でもあると思う」
◆あなたは孤独が嫌い? 孤独って、いやだと思うとどこまでもいやだけど、素敵って思うと素敵に思える不思議なもので、まったく矛盾しているけど、そういうもの。 だから、孤独というのは曲者で、素晴らしい宝物でもあり、危険な贈り物でもあると思うの。自分次第で、どういうふうにも受け止めることができるのよ。 いわば毒があるけれど、美味しいご馳走みたいなもので、あなたの料理の腕にかかっているってことなのね。 あなたも、あまりひとりになりたくなくて、SNSやツイッター(X)で、誰かとつながっていたいという欲求が強いんじゃないかしら。 この気持ちって、基本的には誰でもそうなんですよ。 ひとりが怖くて他人とのつながりで時間を埋めていくんですね。
◆どこまでいっても人はひとりだから でも、人とつながっていたいって思っても、それにはキリがないですよね。 どこまでいっても人はひとりだから。 やっぱり、自分で自分の面倒を見られないとその先が辛くなってきます。 自分自身とつながってみる、ということが大事。 自分で自分の友達になってみる。人とつながることばかり考えて、人に期待しすぎるといつか必ずがっかりするときが来ますよ。 つながっているたのしさを求めるだけじゃない。 ひとりでもOKなように自分をかいならしてあげる。 ペットみたいに、自分で自分をならさないとダメです。 ひとりでもOK、友達がいてもOKとなったらそれは無敵ですよね。 両方たのしいって思えたら最高です! ※本稿は、『[ミラクル新書版]孤独ぎらいのひとり好き』(興陽館)の一部を再編集したものです。
田村セツコ
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