キャリアアップを後押しする意外な「4つのソフトスキル」 仕事を円滑に
複雑なタスクをこなすために必要な「プロジェクト管理能力」
■プロジェクト管理能力 多くのことを同時にこなし、プロジェクトを円滑に進められる人がいることを不思議に思ったことはないだろうか。たいていの場合、プロジェクト管理能力がそのカギを握っている。このソフトスキルには、戦略的なプランニング能力も含まれる。このスキルがあれば、目標を設定し、リソースを整理し、タイムラインを作成して、全員が同じ方向を向くことを助けることができる。チームが効率的に目標を達成するためには不可欠なスキルだ。 古いシステムのアップグレードであれ、新製品の立ち上げであれ、効果的なプロジェクト管理は複雑な課題に取り組むには欠かせない。プロジェクト管理がうまくいかないと、予算オーバーや納期遅れのリスクが出てくる。 リーダーシップを発揮し、プロジェクトを滞りなく進めたいのであれば、プロジェクト管理能力の習得は不可欠だ。この能力は、真のリーダーになるには必須の能力であり、これにより自分が大きな責任を担えること、どんなチームにとってもかけがえのない戦力であることを証明してくれる。 ■自己認識力 数あるソフトスキルの中でも、自己認識はあなたが予想もしなかった大変革をもたらすだろう。自分自身の感情、思考、行動を本当に理解することがどんなことか、想像してみてほしい。自己認識とは、判断や偏見にとらわれることなく、自分という人間を明確に把握することだ。このスキルを身につけるには、時間をかけ、自省する練習をしなければならない。それは簡単に身に着けられるものではないため、多大な努力が必要だ。 自己認識のソフトスキルを身に着ければ、私生活でも仕事でも、成長の扉が開く可能性が上がる。自分の現在の長所と短所を知ることで、努力の焦点を絞りやすくなり、キャリアにおいて真の進歩を遂げることができる。 本稿で紹介したようなソフトスキルを磨くことは、単に履歴書に書ける内容を増やすだけでなく、社会人としてのレベルを上げることにつながるだろう。こうしたスキルの取得に挑戦し、そうした能力がどのように強力な資産となるか、試してみよう。次のブレイクスルーは、あなたの手の届くところにある。
Sho Dewan