台風接近に5年前の台風被災地のリンゴ農家は… 「災害ない1年であってほしい」【長野】
台風接近で思い出されるのが5年前の台風19号災害です。リンゴの産地長野市の長沼地区は被災後、初めての豊作を迎えました。無事に収穫を終えられることを願っています。 収穫期を迎えたシナノリップ。農園を営む清水久正さんが収穫作業をしていました。 (Q今年のリンゴはどうですか?) ■リンゴ農家・清水久正さん 「今年のリンゴはできいいですよ、いい、本当に。玉も大きいし、さび果はないし、変形果も少ないし等級がいいね」 清水さんのリンゴ園では今年、シナノリップを例年より多いおよそ80箱出荷しました。 被災後、初めてとなる豊作。そんな中で迎えた台風シーズンです。 ■リンゴ農家・清水久正さん 「(台風7号の)コースを見たらそんなに心配してないね。40年も50年もリンゴを作っているけど、満足にできたというのは3、4回しかないよ」 5年前の10月。台風19号による大雨で千曲川の堤防が決壊。 長沼地区一帯が水に浸かり、収穫期のリンゴは壊滅状態となりました。 ■リンゴ農家・清水久正さん 「この木の一番上まで水に浸かった。コンテナがリンゴの木の一番上まで引っかかっていた」 清水さんが栽培するリンゴ畑もすべて、浸水しました。 ■リンゴ農家・清水久正さん 「最初は霜、干ばつがあったり水害があったり、ひょう害があって最後に台風があって、それが過ぎれば何とかいいよね。たまには災害ない1年であってほしいね」