【速報】日本銀行で新紙幣払い出し始まる 初日は全国で1兆6000億円分 一方店舗は冷や汗「券売機を半年前に発注してギリギリ間に合った」
3日午前8時半ごろ日本銀行大阪支店で、1万円札・5千円札・千円札の新紙幣の払い出しが始まりました。紙幣が一新されるのは20年ぶりです。 日本銀行の大阪支店では、新しい紙幣の払い出しを午前8時ごろから開始しました。紙幣の一新は20年ぶりで、偽造の防止が大きな目的です。 新しいお札には渋沢栄一・津田梅子・北里柴三郎がそれぞれ描かれています。従来より繊細で細かい「透かし」や見る角度によって肖像の向きが変わる、3Dホログラムといった、世界初の技術が使われています。 日本銀行大阪支店によりますと、初日となる3日に払い出しされたのは全国で1兆6000億円、大阪支店管内で1650億円分だということです。 大阪支店の担当者は、最近現行の紙幣が使えなくなるなどとかたる詐欺が横行していることから「過去発行されている紙幣は引き続き使えます。現行の紙幣が使えなくなるという詐欺行為も懸念されるところではありますが、十分ご注意ください」と話しました。
新紙幣の発行を受け、対応に追われたのは現金使用の券売機を置く店舗です。 大阪市西区にあるラーメン店では券売機を半年前に発注しましたが、業者からは「間に合うか間に合わないかギリギリ」と説明されたといいます。 (抱きしめ鯛副店長・吉崎亜星さん) 「中の機械の交換だけだったので費用は15万円ぐらいです。全部交換だともっとかかります。半導体不足とかで間に合ってないみたいで、半年前に発注しましたけどギリギリでした」
このお店ではキャッシュレス決済も導入していますが、現金払いの人も多いということです。