キーコーヒー、秋冬に全国規模でコミュニケーション実施 春夏に最大1日4500人集客した試飲イベントと連動
キーコーヒーは秋冬、TVCM・交通広告・サンプリング・SNS施策を活用して全国規模でコミュニケーションを実施する。 大規模コミュニケーションで主にアピールしていくのは、昨秋に立ち上げた新ブランド「KEY DOORS+(キードアーズプラス)」。 春夏に実施したコミュニケーション施策で手応えを得られたことから、規模を拡大して勢いを加速させる。 コーヒー生豆の高騰などコストアップが続き、各社とも時期をやや異にして価格改定を実施、あるいは実施を予定している。 これにより値ごろ感や販売動向がつかみづらく、新商品や施策を絞り込むなど守勢に回る企業がある中で、キーコーヒーは攻めの姿勢を鮮明にする
8月1日発表した菊地恵一市場戦略部長は「春に関西地区でTVCMやラジオCMを投下したところ非常に効果があった。これまで発信力が足りなかったという反省を含めて、これからは発信を継続していかなければいけない」と力を込める。 秋冬は、「KEY DOORS+」とラッピングトラック(キーコーヒートラック)を訴求するTVCMを北海道から沖縄までの全国で放映する。「過去最高の広告出稿量を予定している」という。 TVCMと同様の内容をYouTube広告でも放映予定。販促活動は、CMの世界観との融合を図るべく、キーコーヒートラックを活用したで無料試飲イベントを東京近郊で実施する。 コーヒーの需要期に差し掛かる11月には交通広告も実施する。「約1週間、ジャックしたい」との考えのもと、JR東日本・JR東海・JR西日本・東京メトロ・名鉄・大阪メトロで大規模な交通広告を一斉に掲出する。 春夏は、関西エリア限定でTVCMを投下し、これと連動させてキーコーヒートラックを活用してスーパーや量販店で無料試飲イベントを実施したところ、これまで手薄だった関西エリアの開拓の突破口を開いた。 試飲イベントは小売業の来店客数アップにも貢献。これまでに最大で1日約4500人を集客した。