アウディ「Q2/Q3/Q4 eトロン」が揃ってアップデート。プレミアムコンパクトSUVの進化が止まらない
Q2シリーズは新しいインフォテインメントシステムを標準装備
次にQ2シリーズの改良を見ていこう。 Q2シリーズは、アウディのQシリーズの中で最も小さく、個性的でコントラストの効いた内外装のデザインを特徴としている。 全長4.2m、全幅1.8m、全高1.53mと都市部の機械式立体駐車場に入庫可能なボディサイズながら、ワンサイズ上のクラスに匹敵する快適性とユーティリティ性能を兼ね備えたプレミアムコンパクトSUVだ。 今回のアップデートでは、全モデルに新しいインフォテインメントシステムMIB3を搭載し、バーチャルコクピットプラスや8.8インチのタッチスクリーンが標準装備としている。 さらに、クリーンディーゼルTDIエンジンとクワトロを組み合わせた「35 TDI クワトロ」を新たに設定。アウディのラインアップにおいて最もコンパクトなクワトロモデルがラインナップに加わった。 装備面では、10km/h 以上で走行中にシステムが先行車両に衝突する恐れがあると判断すると、警告や衝突被害軽減ブレーキを作動して衝突の回避、または衝撃を軽減するアウディプレセンスフロントと、バックの際の後方視界を確保するリヤビューカメラを標準装備している。 ■アウディ Q2/SQ2 価格表 Audi Q2 35 TFSI advanced:4,300,000円 Audi Q2 35 TFSI S line:4,680,000円 Audi Q2 35 quattro advanced:4,610,000円 Audi Q2 35 quattro S lin;4,990,000円 Audi SQ2;6,440,000円
Q4 eトロンシリーズはモーターを大幅にパワーアップ
最後に電気自動車となるQ4 eトロンシリーズの改良について。 Q4 eトロンシリーズはアウディの電気自動車eトロンの第3弾として、プレミアムコンパクトSUVセグメントに導入したモデルだ。 電気自動車専用プラットフォームMEBの採用により、全長4,590mm、全幅1,865mmとQ3とQ5のあいだに位置するコンパクトなボディサイズながら、インテリアの全長はQ5を凌ぎ、室内空間および荷室は上位モデルに相当するスペースを確保している。 今回導入されたQ4 45 eトロン/Q4 スポーツバック 45 eトロンは、これまでの40 e-tronより駆動用電気モーターの性能を大幅にアップデート。最高出力210kW、最大トルク545Nmを発生し、先代比でそれぞれ+60kW、+235Nmの性能向上を図っている。 駆動用バッテリーはシステム電圧400Vテクノロジーによる総電力量82kWh(正味容量77kWh)のものを前後アクスル間の床下に搭載。リヤアクスルに1基の電気モーターを搭載した後輪駆動で、0→100km/h加速は6.7秒(欧州値)を誇る。 このバッテリーの進化により、一充電走行距離は出力を向上したにもかかわらず613km(WLTCモード:先代比 +19km)と高い実用性を誇る。 200Vの普通充電は、標準は3kWで、オプションとして最大8kWまで対応。急速充電はCHAdeMO規格の125kWに対応しており、例えば125kWで5%から80%までが38分で充電可能(理論値)となる。 ボディタイプは、存在感のあるフォルムのSUV Q4 eトロンと、スタイリッシュなSUVクーペ Q4 スポーツバック eトロンの2つのタイプを設定する。 グレード構成は、Q4 eトロン/ Q4 スポーツバック eトロンともに19インチタイヤ&アルミホイールを装備した「アドバンスド」、20インチタイヤ&アルミホイールを装備し車高を15mmダウンしてスポーティな仕様とした「Sライン」の2タイプとしている。 ■アウディ Q4 eトロン/Q4 スポーツバック eトロン 価格表 Q4 45 e-tron advanced :7,100,000円 Q4 45 e-tron S line:7,370,000円 Q4 Sportback 45 e-tron advanced :7,390,000円 Q4 Sportback 45 e-tron S line:7,670,000円
Webモーターマガジン編集部