日本株は下落、連休中の米国株が低調-自動車や酒類メーカー値下がり
(ブルームバーグ): 大発会6日の東京株式相場は下落。年末年始の連休中に米国株が低調だったことやトランプ新政権での経済見通しの不透明さを投資家が警戒している。
大和証券の細井秀司シニアストラテジストは、日本の連休中に特にポジティブなニュースはなく、米大幅な利下げが期待できないため市場は頭打ちとなっていると述べた。市場はトランプ氏が就任初日にどの程度厳しい政策を発表するのかを注視しているとしている。
自動車の値下がりが目立ち、トヨタ自動車やSUBARU(スバル)が下落した。TOPIX下落に最も寄与したのはトヨタで、4.3%下落した。指数を構成する2123銘柄のうち値上がりは751、値下がりは1286、変わらずは86だった。
がん発症リスクの明記を米当局が勧告したことで、サッポロホールディングスをはじめとする酒類メーカー株も下げた。
酒類メーカー株の下げ目立つ、がん発症リスクの明記を米当局が勧告
バイデン大統領のUSスチール買収計画の阻止判断で日本製鉄の株価も一時2.3%下がった。ほぼ織り込み済みとの見方から、午前終値では下げを縮小した。
日鉄株が下落、バイデン大統領のUSスチール買収計画の阻止判断で
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Hideyuki Sano, Toshiro Hasegawa