【2024年女性大臣の日】リーダーシップを発揮して、世界をけん引する注目の女性たち
7月19日は「女性大臣の日」。日本で初めて女性大臣が誕生したことを記念し制定された日。日本の内閣では、現在、上川陽子外務大臣(71)や高市早苗経済安全保障担当大臣(63)を含め5人の女性大臣がいる。実はこれは過去最多の人数! そして選挙イヤーと呼ばれる今年は、各国でリーダーを決める重要な選挙がたくさん。これを機に世界でも女性リーダーが増えるかも⁉ 【写真】パンツスーツでキメる! 政治家カマラ・ハリスのファッション遍歴10年分 「グローバルジェンダーギャップ指数ランキング」では、日本の政治部門のジェンダーギャップは146カ国中113位。2023年の138位から比較すると改善はしてるけど、G7(主要7カ国)のなかでは最下位という現実。世界を見渡せば人種や民族の壁を超えて重要なポジションに任命されたり、異例の若さで大臣に就任する女性がでてきている。そんな社会に変化をもたらしてきた女性たちを紹介! 逆境に負けず、リーダーとして人々に希望と勇気を与えてきた彼女たちの姿からパワーをもらえるはず。 (※)本記事は2024年7月16日時点の内容です。
カマラ・ハリス(アメリカ副大統領)
女性初、黒人初、南アジア系初のアメリカ副大統領。インドとジャマイカから移住してきた両親のもと、カリフォルニア州に生まれる。多様なバックグランドを持つ彼女の2020年の勝利宣言は、多くの女の子と女性たちに希望と勇気を与えたに違いない。「私は初めての女性副大統領になるかもしれませんが、決して最後ではありません。なぜなら、今夜この場面を見ているすべての少女たちが、アメリカは可能性に満ちた国だとわかったはずだからです」 今年の米大統領選で再選を狙うバイデン大統領は11月に82歳になる。その第一継承者として、60歳になるハリス副大統領も大注目されている。
デブ・ハーランド(アメリカ内務長官)
2021年に初めてネイティブ・アメリカンの女性が入閣するという歴史的な出来事が起こる。その人物が1960年生まれのデブ・ハーランド。ニューメキシコ大学のロースクールを卒業。彼女の家系は、ニューメキシコ州に土地を持つプエブロ・ラグナ族とつながっている。 自身の祖父母・父母世代のように、差別や迫害を受けてきたネイティブアメリカンコミュニティの復興のために尽力している。ほかにもハーランドは環境保護に強い関心を持ち、2030年までにアメリカの海の少なくとも30%を自然保護区化する目標を掲げている。 アメリカにはほかにも、ジャネット・イエレン財務長官、ジーナ・レモンド商務長官、ジェニファー・グランホルム エネルギー長官、アヴリル・ヘインズ国家情報長官などの女性大臣がいる。