「年代とかはまったく気にしていません」中学生DF長南開史がU-16日本代表初陣で1G1A「もっともっと上を」
[10.23 U17アジア杯予選第1節 日本 9-2 ネパール ドーハ] 「やれると思ったから連れてきた」 【写真】「昇天した」「救急車で運ばれちゃう」伊東純也のモデル顔負けショットに大反響…久保建英らも脱帽 U-16日本代表・廣山望監督はDF長南開史(柏U-15)についてこう語る。 自分の代であるU-15日本代表のクロアチア遠征(今年5月)に参加した経験はあるが、年長の代表に交じるのは、AFC U17選手権予選が初めてのこと。だが指揮官は、そんな中学生を大事な初戦のスタメンに迷わず送り込んだ。 前半は緊張もあったことを自ら認めたように、必ずしも思うようなプレーができず。ただ、「なかなか自分の長所である追い越すプレーができなかった」のも前半の途中まで。徐々にエンジンをかけ、前半43分には右サイドをぶち抜いてのクロスで、FW谷大地(鳥栖)のゴールをアシストしてみせた。 「あの場面は中が結構フリーだったので、ちょっと緊張しました」と笑いつつ、キッチリ合わせる技術の高さを見せ付けた。 後半に入っても、谷の4点目(チームの6点目)を、またもクロスから実質的にアシスト。攻撃時に長南が高い位置へと張り出す廣山監督の戦術で重要なタスクを課せられている中、しっかり結果を出した。 そして後半32分には、FW浅田大翔(横浜FMユース)にボールを当てて追い越していく、「持ち味」と語るプレーで敵陣を切り裂き、最後は右足シュートを突き刺してみせた。 「1点は取りたかった」と笑顔で振り返るファインゴールで、チームの9点目を叩き出すこととなった。 「高円宮杯プレミアリーグとかでも試合に出ていたので、一個上の代表に入ることはずっと目指しながらやっていた。ここに入って『やってやろう』という気持ちだし、年代とかはまったく気にしていません。もっともっと上を目指したいと思っています」(長南) 確かな技量を見せた中学3年生は、この経験を糧にしつつ、“より上”をどん欲に狙っていく。