【人間の思考は9割は昨日と同じ?】繰り返される思考が与える様々な影響とは
自分の悪い習慣を見直して、「明日から変えよう!」と決意したのに、結局は昨日と同じ行動を繰り返してしまう……。そんな経験はない? でも、それは決して「自分に甘いから」でも「ダメな人間だから」でもないそう。 【動画】簡単に始められることばかり!AYUMIさん流「メンタルを安定させる方法」 今回はヘルスコーチのAYUMIさんに繰り返される思考について教えてもらった。 ▼AYUMI NYの栄養学校にてホリスティックヘルスコーチの資格を取得、栄養指導者として女性たちの人生向上をサポート。世界100種類以上の食事理論、ライフスタイル、文化に精通する経験から、個人カウンセリング、企業プログラム、商品企画、など多方面で活躍中。
毎日6万回思考し、そのうち90%は前の日と同じことを考えている
アメリカ国立科学財団によると、私たちは1日に平均6万回以上の思考をしていますが、そのうちの90%は前日と同じ内容だと言われています。さらに驚くべきことに、その80%はネガティブな思考だというのです。ですから、もしあなたが1日を通してポジティブな考えよりもネガティブな思考が多いと感じていても、それは決して不思議なことではありません。
繰り返される思考の影響
無意識のうちに繰り返される思考やネガティブな考えは、私たちが目覚めている間、常に脳内を飛び交っています。「できない」「無理だ」「なんで私ばっかり」「羨ましい」「私なんて」「綺麗じゃない」「足りない」「もっと欲しい」「なんで」といったネガティブな言葉が何度も頭をよぎると、それが徐々に自分の深い部分に根付いてしまい、最終的には性格を形成してしまいます。こうした思考は、物事が起こる前に未来を勝手に予測し、「きっとこうなる」と決めつけてしまい、その予測に合わせた行動を取るようになってしまうのです。 このような影響が起きると、次のような精神面やライフスタイルの変化が見られることがあります。 【精神への影響】 ・不安や心配が増しやすくなる ・不幸感が強まる ・怖さや恐怖感から怒りが増す ・自尊心が低下する 【ライフスタイルへの影響】 ・睡眠の質が悪化する ・過食やアルコール摂取が増加する ・人間関係への不信感が生じる ・新しいことに挑戦する意欲が減退する