越境EC2024のキーワードは「趣味大国無双消費」。人気のジャンルや伸長したジャンルは?【越境EC世界ヒットランキング2024】
BEENOSが発表した「越境EC×ヒットランキング2024」によると、最も購入件数が多かったカテゴリは「トレーディングカード」で、2023年の4位からランクアップした。伸長率のトップは「アニメ・コミックグッズ」。ランキングは2024年1月1日~9月30日の期間で、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」を通じて購入された商品データの購入件数を基準に算出した。
2024年のキーワードは「趣味大国無双消費」
2024年は一時的に為替相場が1ドル160円を突破し、海外消費者による越境EC利用を後押し。また、1月~10月までの訪日インバウンド数の累計総数が過去最速で3000万人を突破。2024年7-9月期の訪日外国人消費額は1兆9580億円(2023年同期比41.1%増、2019年同期比64.8%)と推計されるリアル消費も、越境EC利用にプラスの影響をもたらしている。 「Buyee(バイイー)」の流通総額も継続成長を続けており、2024年9月期で過去最高の774億円(前期比12.5%増)を突破。成長要因には、海外消費者による「趣味大国無双消費」をあげる。 日本はアニメなどのコンテンツ、釣り、ゴルフなどのスポーツ・レジャー用品、日用品に至るまでさまざまな領域で趣向を凝らしており、高品質で独自性のある商品が購入できる「趣味大国」という。 2024年はドラマやアニメといった日本発の作品、観光を通じた日本への興味・関心の高まり、円安による購買意欲の後押しもあり、さまざまな趣味を持った世界中のユーザーが、“趣味大国”日本から独自性の高い商品を購入しているという。
購入件数トップは「トレーディングカード」、伸長率は「アニメ・コミックグッズ」
2024年に最も購入件数が多かった商品カテゴリは「トレーディングカード」。国内外で商品人気が高まることで増刷や多様化が進み、市場の流通数が増加。海外ユーザーも購入しやすい環境が進む好循環が生まれたことで流通数が拡大し、2023年のランキング4位からジャンプアップした。