越境EC2024のキーワードは「趣味大国無双消費」。人気のジャンルや伸長したジャンルは?【越境EC世界ヒットランキング2024】
「トレーディングカード」カテゴリの1位は「ポケモンカードゲーム」だった。まとめ買いやパック購入よりも1枚の指名買いが多く、欲しいカードを購入している傾向がうかがえる。「K-POP」では、Stray Kids、aespa、enhypenなどさまざまなK-POPアーティストのトレーディングカードが購入されているという。
■ 「ビューティ・ヘルスケア」ではDHCが、「カメラ・光学機器」ではCANONが人気
「ビューティ・ヘルスケア」カテゴリの人気ブランドを見ると、サプリメントを扱う「DHC」が1位、「FANCL」が2位にランクインしており、日本に対して「健康」「安全」「安心」といったイメージを持っていることがうかがえる。日本ブランドとしては「資生堂」「CANMAKE(キャンメイク)」「SUQQU(スック)」「ルベル」「オリヒロ」もランクインし、トップ10のなかで7ブランドを占めた。美容家電では、ドライヤーやヘアアイロンなどヘアケア家電の人気が高い。
「カメラ・光学機器」カテゴリでは、「フィルムカメラ」がトップで、次いで「コンパクトデジタルカメラ」「レンズ」だった。メーカーとしてはCANON、Nikon、OLYMPUSなどの人気が高く、人気メーカーランキング上位10社のうち、ライカを除く9社が日本メーカーだった。
「自動車・オートバイ」では、「カーパーツ」がトップで、外装品、内装品、エンジン部品などが購入されているという。人気メーカーランキングでは「ホンダ」「トヨタ」「日産」など自動車メーカーに続き、4位にカーナビゲーションを販売する「パイオニア」がランクインした。
■ 「ファッション」は「トップス」が人気。J-POPではAdoさんが人気トップに
「ファッション」カテゴリでは、レディス・メンズともに「トップス」が人気。国・年代・性別ごとに購入者をセグメントし、セグメントの購入金額をもとにしたコアユーザーランキングでは、米国の20~40代の男女が上位を独占した。