【フィギュア】7年ぶり出場の樋口新葉がSP難度アップ 全日本選手権初Vへ「余裕を持った試合に」
<フィギュアスケート:GPファイナル>◇4日◇フランス・グルノーブル◇女子公式練習 【写真】取材エリアでインタビューに答える樋口 【グルノーブル=松本航、松本愛香通信員】7年ぶりの出場となる樋口新葉(23=ノエビア)がショートプログラム(SP)の構成難度を上げてきた。映画「DUNE」の曲を使用するプログラムで、この日の曲かけでは、前戦のフランス杯から2つ目と3つ目のジャンプを入れ替え、3回転ルッツ-3回転トーループの連続技を後半に持ってきた。転倒にはなったが、「前半戦で回転不足とかはあったんですけど、大きなミスなくジャンプは跳びきれたと思うので、少し点数を上げるために後半にコンビネーションを入れました」と説明した。 もっとも、変更を行って日は浅い。あくまでも視線は初優勝を目指す年末の全日本選手権(大阪)に向けている。当初は予定に描いてなかったファイナルは「練習試合のように」と心構えは変わらない。「120%の力を出さなくても、ある程度の力を出せるような、余裕を持った試合にできると、すごく全日本でも落ち着いて滑れるかな」と新構成で臨む。