“敏腕マナー講師”がスリムボディを武器にコンテスト4部門で入賞! きっかけは「息子のトライアスロン」
11月23日(土)、 行田市産業文化会館にてフィットネスコンテスト『サマー・スタイル・アワード 2024 最終予選』が開催され、神楽坂よしえ(かぐらざか・よしえ / 47)さんが全体的に脂肪は少なく引き締まった身体が求められる37歳以上のカテゴリ、ビューティフィットネスモデル部門マスターズクラスで3位入賞を果たした。さらに神楽坂さんはその他3つの部門にも出場。4部門中、3部門で3位以内を勝ち取るという驚異的な強さをみせた。 【写真】神楽坂よしえさんのスリムビューティーボディ
コンテストに出場する多くの選手は出場部門を1つに絞った上で臨むことが多い。そんな中、神楽坂さんが複数カテゴリに挑戦した裏には、あるメッセージが隠されていた。 「コンテストに出場する上で大切なのは、仕上がりきった身体で臨むことでも、勝利のみを目的とすることでもないと考えています。ジムオーナーとしてステージを楽しみ、順位関係なく挑戦する姿を見せたかったのです」 そんな神楽坂さんが筋トレを始めたきっかけは、トライアスロンでトップ選手を目指す息子さんのサポート。自身もトライアスロンをしていたという神楽坂さんが、息子と共に競技力を向上させるため取り組んだのが筋トレであった。 「トライアスロンのジュニア大会で4度の全国優勝を経験している長男のため、沖縄移住をしたのですが、これをきっかけに栄養やトレーニングを勉強しました。私自身もトライアスロンをしていたので、息子とともに競技力向上を目的に筋トレを始めるようになったんです。そこで身につけた知識を、より多くの人に還元したいという気持ちが芽生え、今ではジムオーナーとして活動をしています」 さらに神楽坂さんにはもう1つの顔がある。それはマナー講師”住友淑恵”としての顔だ。延べ10度のマナー本の出版経験もある敏腕マナー講師が今大会で特に意識をしたのが『健康的な身体作り』だという。 「ただ筋肉を付ければ良いという考えを改め、2024年は筋トレの方法を変えました。予防医学に近い考え方にはなるのですが、肉体作りの資本は健康的な身体。したがって、まずは身体の中から健康的になることを意識しました。具体的には運動はもちろんのこと、食事や休息といった基本的なポイントの調整です。体内から健康になると肌艶もよくなり、腸の動きも活発になります。そしてそれは筋トレのパフォーマンスアップに繋がり、身体の仕上がりにも変化をもたらすのです。真の健康美を求めた結果、塩抜きや水抜きを過度にやる必要も無くなったのですよ」 神楽坂さんの今大会の成績はトライアスロンで培われた潜在的な運動能力があったから特別できたということでは決してない。神楽坂さんのジムに通う方は運動未経験の方がほとんどだというのだ。それでも多くの方が継続的にトレーニングと向き合うことができている理由を伺った。 「物事は1人でやっているとどうしても続きにくいと思います。一定の知識が求められたり、辛さもあるトレーニングは特にその要素が大きいかと。でも、一緒に頑張る人が近くにいれば背中を押されますよね。筋トレやダイエットが続かずに悩んでいる方はまず、仲間を見つけてみてはいかがでしょうか?ジムに通う、SNSを始める、なんでもいいと思います。高め合めえる環境は成長スピードを倍増させますよ!」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:夏目英明