なぜ一流のビジネスパーソンは「24時間仕事」が苦ではないのか?
それらはどこの国の話だろうか、あるいはどこの星の話だろうかというくらいに、縁のない概念だからである。 現在の私は人生のすべてをコンテンツ作りとその磨き込みにフォーカスしているが、よく考えてみると、これは20代の頃からずっと同じだ。 私は書斎にいても、テーマパークに行っても、帰省しても、誰かと話していても、筋トレしていても、セックス中でも、食事中でも、睡眠中でも、いつもどこかでコンテンツにつなげるように生きているのだ。 換言すれば、そうじゃない人がいるということが不思議である。 すべてを仕事につなげているのではなく、勝手に、自然に、すべてが仕事に流れ込んでいくイメージだ。 別にそうするように努力をしているわけでもなく、気がついたらそうなっているのである。 私の知人の会社経営者の中には、世の中に対する不満をそのまま解決するサービスを次々に提供し続けて大成功している人が多い。 ある店でカチン!と来るサービスを受けたら、その店を潰すための会社を作って全部成功させている人もいた。 いずれも一流の世界ではおしゃれな行為である。 一流の世界は決して嘘で塗り固めた偽善の世界ではなく、むしろ人間臭くて喜怒哀楽があり、本音をベースに生きる世界なのだ。 お互いが優雅にウイットに富む会話を心から楽しんではいるが、いざ喧嘩となれば情け容赦もない。 ● 一流の人たちは例外なく仕事と プライベートを一体化させていた よく理解できないかもしれないが、落ち着いて読んでもらいたい。 一流の世界では仕事とプライベートの区別はない。 すべてが仕事であり、すべてがプライベートなのだ。 シームレスなのが一流の世界である。 これには社会人駆け出しの頃の私も驚いた。 仕事とプライベートをきちんと分けてこそプロだろうという気持ちがどこかにあったからだ。 だが成り金や四流の下品な自称お金持ちたちはともかく、本物の一流の人たちは例外なく仕事とプライベートを一体化させていたのである。 たとえば家族旅行に行くにも、仕事につなげるか、勝手につながっていた。 この感覚が理解できるだろうか。