なぜ一流のビジネスパーソンは「24時間仕事」が苦ではないのか?
これが理解できない人間とは同じ地球上に住んでいたとしても、わかり合えるはずがない。 姿形は同じ人類に見えても、そもそも同じ人間ではないのだから。 現在の私の仕事はこうして本を執筆する以外にも、音声ダウンロードサービス「真夜中の雑談」とPDFダウンロードサービス「千田琢哉レポート」といった、コンテンツビジネスを展開している。 いずれも一度コンテンツを吹き込むと、時間が経てば経つほど放っておいても課金される仕組みだ。 これが生まれてから今日までの集大成がお金に反映し、複利で雪だるま式に増え続けるということである。 何も難しい話ではない。 ● 一流になる人は「時短」や 「早帰り」に乗っからない 一般大衆向けには非常識であるがゆえに驚かれるかもしれないが、「時短」「早帰り」に騙されてはいけない。 支配者たちは国の方針に従うふりをして、実は残業代カットで人件費の大幅削減のために便乗しているのであり、サラリーマンのためを思ってそうしているのではない。 バカはすぐに「やったー!」とはしゃいでそのままポイ捨てされるが、利口は必ずこうした違和感を大切にする。 そもそも将来、何かの分野で一流になる人間が、「時短」や「早帰り」にお手軽に乗っかるはずがないではないか。 これは私自身もそうだったが、1秒でも惜しんで将来の出版について知恵を絞り続けたものだ。 書く仕事は人知れず何でもやったし、100人中99人が素通りするようなことでも食らいついて執拗に思考した。 まさに人生すべてを将来の執筆につなげるように仕向けていたのである。 まるで自分が劇場にいる観客のように、周囲の事象をすべてネタにしてやろうと貪欲に生きていた。 今振り返っても、あれ以上準備できたとは思えない。 もし私が自分と同格以上の人材の会社に入社していたら、あのようにどっぷりと準備はできなかったし、今の私はなかったと断言できる。 私に限らず、他分野で活躍するプロたちも「時短」や「早帰り」といったフレーズには見向きもしないはずだ。