「トッティの10番を」「歴史に残る」サウジ移籍濃厚→翻意して残留! 127億円の契約を断ったディバラにローマ熱狂!元イタリア首相も「脱帽だ」
「スポーツの素晴らしい1ページだ」
中東移籍が確実と報じられてから一転、パウロ・ディバラはローマに残る考えを明かした。 【画像】スーパーモデル級の美貌! 名将ペップの愛娘、マリア・グアルディオラの厳選ショットをお届け! アル・カーディシーヤから3年7500万ユーロ(約127億5000万円)と言われる巨額オファーを受け、12年を過ごしたイタリアを去り、サウジアラビアに向かうことを決意したと言われたディバラ。だが、一夜明けた8月22日には、ローマ残留を決断したと報じられている。 ディバラはSNSでローマ加入からの様々な動画を投稿。「ローマ、ありがとう。日曜に会おう」と、ホームで行われるセリエA第2節エンポリ戦に向けてサポーターに残留の意向を伝えた。 イタリアメディアによると、ディバラはチームやクラブ職員と実質的な別れのあいさつまでかわしていたという。だが、駆けつけたサポーターらの愛情をひしひしと感じ、さらに妻オリアナの後押しもあり、考えを翻したとのことだ。 この知らせに、ロマニスタは沸いている。『Gazztta dello Sport』紙によると、ファンからは「背番号10を」と、フランチェスコ・トッティが纏っていたエースナンバーを与えるべきとの声も上がった。また、「ありがとう。あなたのおかげでもあると知っている。これからあなたの曲は全部買うよ」と、歌手である妻に感謝するサポーターもいる。 さらに、ローマファンであるイタリア元首相のジュゼッペ・コンテも、「もう31歳のプロ選手が大金を断り、自分を歓迎した街とチームに残って競うなんて、スポーツの素晴らしい1ページだ。ディバラに脱帽だ」と、ディバラを称賛した。 ロゼッラ・センシ元ローマ会長も「これがローマという街の力。これがこのチーム、サポーター、この人々の魔法。ディバラはとんでもない契約を断った。価値ある人たちにサポーターが注ぐ愛情と熱狂を感じてそうした。今日からあなたは歴史に残る」と、ディバラに賛辞を寄せている。 ダニエレ・デ・ロッシ監督の構想では、ディバラはレギュラーではなく控えという立場にあるようだ。そのなかで下した残留という決断は、吉と出るのか、凶と出るのか。チームとディバラ本人の今季の出来に注目だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部