重症者減も「4割は亡くなっている」 東京都医師会副会長
会見する東京都医師会の猪口副会長
東京都医師会の猪口正孝副会長は9日、記者会見し、「いま重症の患者さんが減ってきたということがニュースで流れていてみなさんほっとなされていると思うが、多くの方がこの間に亡くなられた。重症の患者さんが減ってきているのは良くなられただけでない。40%くらいは亡くなられている。そういう不幸もある。落ち着いているなかにそういう不幸が一緒にあることもご理解いただいて、今後また増えてこないようにご協力お願いしたい」と語った。 【動画】「500人で宣言解除」は“第4波”の恐れ 東京都医師会が会見
猪口副会長は、「私たちは緊急事態宣言が延びて、飲食店の方々が困る姿を求めているつもりは全くない。早くみんなで解放されて、そして長いことあまり感染のことを心配しないでいい時間をつくりたいと思っている」と述べた。 一方、都内の新規感染者の減少率が4日連続で上がっており、現在70%程度だと説明。「3月までに65%くらいで抑え込んでいけば、3月7日には100(人)を切って下がる。かなり低いところまでいく可能性がある。いまここが踏ん張りどころ」「もう一度60%、できれば50%台に乗せたい。そうすることによって、3月7日までの間に本当に下がる。是非頑張っていただきたいと本当に思う」と何としても1日の新規感染者数が100人を切るレベルまで下げたいと強く訴えた。