【地震情報】埼玉を飛び越えた地震 駿河湾南方沖でマグニチュード5 震源から遠い宮城や福島で震度2 太平洋プレートを地震波が強いまま伝わる「異常震域」 プレートから遠い埼玉で弱まった?
気象庁によると、20日午前3時36分に、駿河湾南方沖で発生した地震は、震源から遠い所で揺れが広がる異常震域地震であることが分かった。 【都市ごとの震度図】埼玉に入り揺れが小さくなり、利根川を越え、栃木、茨城で再び震度が増すのが分かる【異常震域のメカニズム】
この地震の規模を示すマグニチュードは5・0。震源の深さは250キロ。神奈川県、東京都、千葉県だけでなく、震源の駿河湾南方沖から遠く離れた、宮城県、福島県、茨城県、栃木県でも震度2を観測した。 一方、震源に最も近い静岡や、比較的近い埼玉は震度1で、揺れが静岡や埼玉を飛び越えて発生するかたちになった。 気象庁によると、 今回の地震の震源の深さが250キロで、地下深く潜り込んでいる太平洋プレートの中にあり、硬い太平洋プレートを地震波が減衰せず伝わることで、震源から遠く離れた宮城、福島県などの太平洋側で震度が大きくなったという。 =埼玉新聞WEB版=