引退試合に臨むヤクルト青木宣親、慣れ親しんだ神宮で現役最後の練習「いつもと景色が違いましたね」
ヤクルトの青木宣親が10月2日、神宮球場の広島戦で引退試合に臨む。試合前の練習ではチームメイト、監督、コーチ、スタッフ全員が青木のTシャツを着て登場した。 【動画】センターへ弾き返す!引退発表後初打席で青木宣親が安打を放つ 青木は打撃練習で時折、笑顔を見せながら精力的に汗を流すと、球場内には青木が歌った徳永英明の「レイニーブルー」が流れ始めるサプライズもあり、選手らは爆笑。 そんな和やかムードの中で青木は「緊張はないですけど、バッティング練習しているときとか微調整したりだとか、やっぱり1本打ちたいし、ホームラン打ちたいし、しっかり調整してやっていました」と、現役最後の舞台へ臨む心境を明かした。 プロ入り前の大学時代から慣れ親しんだ神宮球場は「いつもと景色が違いましたね。なんか最後だと思うと、違った景色に見えました」としみじみ語り、打撃投手を務めてくれた七條祐樹氏に対しても「裏方さんがいたからこそ、たくさんヒットを打つことができたし、21年もやれたと思う。感謝したい」と述べた。 21年間応援してくれたファンに向けては「結果で応えたいというのはありますけど、自分が全力でプレーしている姿を、記憶に残るようなそんな試合にしたいと思います」と決意を述べた。 [文:別府勉]