【青森県・2025年版】冬の絶景・風物詩10選。思わずうっとりする奥入瀬渓流“氷の造形美”
冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。 【画像】美しくライトアップされる田舎館の「冬の田んぼアート」ほか、青森県の冬の絶景・風物詩10選を写真ですべて見る。 凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。 暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか? 今回は、青森県が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。
◆奥入瀬渓流の氷瀑
奥入瀬渓流は、十和田湖畔子ノ口(とわだこはんねのくち)を起点とする約14キロメートルにわたる渓谷。十和田八幡平国立公園に属し、国指定の特別名勝及び天然記念物の景勝地だ。 夏は新緑、秋は紅葉と、国内のみならず国外からも観光客が訪れる、青森でも有数の観光スポット。冬の奥入瀬は真っ白に染まり、凍てつく氷点下の寒さによって氷が張られ、時が止まったかのような別世界が広がる。 氷瀑はその情景のひとつ。渓流沿いに点在する14本の滝が凍り、一部が氷柱となった姿を楽しめる。また、渓谷内の滝だけでなく、奥入瀬の森に蓄積された豊富な水量によってがけをつたう水が氷柱となり、あちらこちらに氷のアートが。 見頃の時期には、夜の奥入瀬渓流を体感できる『冬の奥入瀬氷瀑ナイトツアー』も開催。ガイドと一緒にバスで夜の奥入瀬を巡るツアーで、専用のライトカーの光で照らされた氷瀑は青や緑に輝き、さらに迫力を増す。 ライトアップした氷瀑やつらら、雪景色など5か所をめぐりながら、冬限定の奥入瀬の景色が楽しめる。極寒の中でしか見られない神秘的な光景は、思わず息を呑む必見の絶景だ。 奥入瀬渓流氷瀑ツアーの開催期間:12月中旬~3月上旬 奥入瀬渓流の氷瀑(おいらせけいりゅうのひょうばく) 所在地 青森県十和田市大字奥瀬
◆冬の田んぼアート
「冬を楽しむ! 雪と遊ぶ!」をテーマに掲げ2016年からスタートした「冬の田んぼアート」。雪で覆われた田んぼの上にスノーシューで一歩一歩踏みしめながら、足跡をつけ、凸凹にして幾何学模様を作っていく。雪原をキャンバスにした光と影で表現する巨大なアートは圧巻だ。 天気のよい昼間に展望台からスノーアート全体を見下ろすのもおすすめだが、一度見てほしいのはイルミネーションやキャンドルでライトアップされた夜の光景。幾何学模様のスノーアートが光の中で浮かび上がり、幻想的な世界が広がる。 冬の田んぼアート:2025年1月24日(金)~26日(日) 冬の田んぼアート(ふゆのたんぼアート) 所在地 青森県田舎館村