一皿120円の「回転ずし」によく行きますが、一番「原価率が高いネタ」はなんですか? 毎回「たまご」ばかり食べていますが損していますか?
回転寿司は、手軽にさまざまな種類のすしを楽しめる店舗として人気があります。すべて一皿120円で食べられる店舗もありますが、そのなかでも原価率が高いネタは何なのか気になる方もいるでしょう。タマゴや鉄火巻きなど、比較的シンプルなネタを頻繁に選んでいる場合は、損していると感じる人もいるかもしれません。 そこで今回は、原価率について解説するとともに、すしネタのなかで原価率が高い商品と低い商品をご紹介します。回転寿司を利用する際には、ぜひ参考にしてみてください。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
回転寿司で支払う金額
マルハニチロ株式会社が行った、「回転寿司に関する消費者実態調査2024」によると、回転寿司で食事をしたときに支払う金額の平均は1804円でした。なお、男性の平均は2018円、女性の平均は1590円という結果になっています。120円皿に換算した場合は、15皿前後のすしを食べていることになります。 表1に、男女別の支払い金額における割合をまとめました。 表1
※マルハニチロ株式会社「回転寿司に関する消費者実態調査2024」を基に筆者作成 表1から、男女ともに、回転寿司で支払う金額は「1000円以上2000円未満」が一番多いことが分かります。
回転寿司業界の原価率
回転寿司の一皿の値段は、店舗や会社によってさまざまです。一皿110円で提供している店舗もあれば、一皿120円~345円で提供している店舗もあります。 原価率とは、売上高を100%としたときに売上に直接かかった費用の割合となります。売上に直接かかった費用とは、原材料費や人件費のことです。原価率が高いほど、消費者は少ない費用で高価な物を購入したことになります。 一般的な飲食業の原価率は15%~30%といわれていますが、回転寿司業界では40%~50%と、高い水準になっているようです。これを踏まえると、回転寿司業界では、原価率が50%以上の商品であれば、原価率が高いといえる可能性があります。