中部ブロック7県で大規模災害の合同訓練 水陸両用車や救助犬も出動 三重・鈴鹿市
全国に2台しかない大型の水陸両用車レッドサラマンダーなどが出動し本番さながらの訓練=鈴鹿市(三重テレビ放送)
大災害時に活動する、緊急消防援助隊の中部ブロック合同訓練が始まり、22日は、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットなどで、土砂災害や多重事故からの救出訓練などが行われました。 緊急消防援助隊は、1995年の阪神・淡路大震災の教訓から大規模災害時に都道府県の枠を超えて、全国の消防機関が連携して援助活動を行えるよう、同じ年の6月に創設されたものです。 今回の合同訓練には、三重県や愛知県など中部ブロック7県の緊急消防援助隊員ら約600人が参加し、倒壊した建物や土砂災害で土に埋まった車や家屋からの救助訓練などが行われました。 災害現場をリアルに再現した会場では、災害救助犬を使った被災者捜索の訓練のほか、全国に2台しかない大型の水陸両用車レッドサラマンダーも登場し、本番さながらの訓練が実施されました。