大阪府・吉村知事が定例会見10月21日(全文2)年末年始が大きな波になる可能性が高い
実験結果はいつごろ発表するのか
大阪日日新聞:大阪日日新聞の椎葉です。実証実験の件でお伺いしたいことがあります。こちらなんですけれども、実証実験の結果につきましては、国が主導で行われてるということもあるんですけれども、いつごろに結果については発表されるのか、また、どういう形で公開するのかとか、公開の可否も含めてお答え願いたいと思います。 吉村:担当部から決まってないという話ありましたけど、でもこの11月にやったらいいと思いますね。やるのは5日間の実証実験と、あとはアンケート調査をします。これは府民の皆さんへの利用者のアンケート調査と、それから飲食店に対するアンケート調査をいたしますので、そのアンケート調査の結果も踏まえて、どういうふうにやれば効果的なんだろうかということ、この辺りは11月中に取りまとめたいと思います。 なぜ11月かっていうことですけども、11月は、ちょうどワクチンの希望者がほぼ完了するのが11月になるというふうに思います。希望する方へのワクチン接種、これがほぼ終わるのが11月なので、おそらくこのワクチン・検査パッケージを本格的に使うとするならば、これは民間の皆さんが独自にいろんな、もうすでにアイデア使ってやられてるのは、これはもうこれからも増えてくると思いますが、本格的にやるとすれば、やっぱりワクチン希望者に届いたあとじゃないとものすごく、どうかなと思うときもあるので、そこはおそらくは、これは国が決めることかなとも思いますが、おそらくはワクチンが行き届いた12月、11月いっぱいになんらかの制度設計をして、12月以降になるだろうと思ってます。12月以降はおそらく感染者も増えてきてると思いますので、その需要も、必要性も高まってくる時期にも入ってくると思いますから、11月中には取りまとめをしたいと思います。
検証は難しいのではないか
大阪日日新聞:あともう1点ですが、これに伴うコロナ追跡システムなんですけれども、今、感染者がこれだけ減ってる状況の中で、感染者が出てこなくてなかなか検証が難しいんじゃないかなと思うんですけれども、そこら辺についてはどうでしょうか。 吉村:今、そもそも感染者が減ってますので、陽性者がほとんどいないという状況ですから、このシステムで陽性者を実証実験で見つけるということにはほとんどならないと思います。要は何をしたいかというと、そこで一手間をお願いしますので、その一手間がどのぐらい実際に飲食店にとって手間になり、利用者の皆さんにとって手間になるのか。今は任意でお願いをしています。 やってくれてる方はやってくれてますけれども、大多数の方はやっぱりご利用されてない方が多いという中で、ワクチン・検査パッケージの中に組み込んだとき、どのぐらい手間になるだろうかということを実証実験したい。そういったところもアンケートに入れていきますので、そこがあまりにも手間になるいうんだったらこれはもう外しますし、そんなに手間じゃないよということであれば、これは追跡できるシステムでもありますから、しかも連絡も取りやすいですからね、メールアドレスだから。個人情報は一切、確保しないわけですけどメールアドレスのみ確保できますので、連絡、こちらから情報発信できますから。そういった意味では非常に、ワクチン・検査パッケージを使うときに、将来的に可能性は非常にあるだろうと思ってます、感染拡大を防ぐ1つの、十分じゃないにしても1つのルートになりうるだろうと思ってます。 なので、ちょっとそこは実務的に、どのぐらい手間になるのかも含めて実証実験に組み込んでいきたい。今回の実証実験ではほとんどそれは、そういった面の検査はしますけれども、実際、今回、追い掛けられることはほぼないだろうとは思ってます。 司会:では時事通信。