「最優先課題はコロナ対策」 菅首相、内閣発足後初会見で
菅義偉(よしひで)首相は16日夜、内閣発足後初めての記者会見を開いた。冒頭で菅首相は「いま取り組むべき最優先の課題は新型コロナウイルス対策。欧米諸国のような爆発的感染拡大は絶対阻止をし、国民のみなさんの命と健康を守り抜きます。その上で社会経済活動との両立を目指します。さもなければ国民生活が成り立たなくなる」と述べた。 【会見ノーカット】新内閣が発足 菅首相が会見
菅首相は「安倍(晋三)総理が道半ばで退いた。前総理の無念の思いを推察する。しかし、この国難に当たって、政治空白は決して許されない。この危機を乗り越えて全国民が安心して生活を取り戻すためには、安倍政権の取り組みをしっかり継承して前に進めていく。そのことが私に課された使命であると認識している」と説明。 具体的には、「検査体制を充実させ、必要な医療体制を確保する。来年前半までにすべての国民のみなさんに行き渡るワクチンの確保を目指していく。依然として厳しい経済活動の中で雇用を守り、事業を継続させることが極めて大事」と訴えた。
菅氏は2012年12月に第2次安倍政権発足以降、7年8か月に渡り官房長官として政権を支えた。官房長官の在任期間は歴代最長。