【MLB】 今週はアウォード発表ラッシュ 大谷、ジャッジは満票MVPなるか 金曜日にMVP発表
今週のMLBは今季のアウォード発表ラッシュとなる。明日19日に新人王、20日に最優秀監督賞、21日にサイ・ヤング賞、22日にMVPが発表される。MLB公式サイトは「今週のアウォードについて1つの重要な質問」と題して、各アウォードについて特集を組んでいる。 まず真っ先に取り上げられたのが「両リーグのMVPが再び満票となるか?」という質問だ。昨季は大谷翔平(エンゼルス)とロナルド・アクーニャJr.が史上初めて両リーグ同時に満票MVPを受賞。今季も大谷(ドジャース)とアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が満票受賞する可能性が囁かれている。大谷、ジャッジの受賞自体は疑いようがないが、ナ・リーグではフランシスコ・リンドーア(メッツ)が、ア・リーグではボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)が1位票を得る可能性もあるだろう。 続いて「投手三冠が両リーグでサイ・ヤング賞に近づくか」という疑問もあった。今季はア・リーグでタリック・スクーバル(タイガース)、ナ・リーグでクリス・セール(ブレーブス)と2人の投手三冠達成者が誕生。両リーグで投手三冠が誕生するのは直近100シーズンでわずか2回目(1回目は2011年のジャスティン・バーランダー、クレイトン・カーショウ)のことだった。これまで投手三冠を達成してサイ・ヤング賞を逃した投手はいない。ただ、ナ・リーグの場合、投球回数が少ないセール(177.2回)に対して、2番手につけたザック・ウィーラーは200回をクリアしている強敵だ。 そして、今週のアウォードの中で最も結果が読めない、ナ・リーグの新人王争いについても触れられた。ナ・リーグの新人王はポール・スキーンズか、ジャクソン・メリルかの二択に絞られている。スキーンズは23先発(133回)で11勝3敗、防御率1.79、170奪三振を記録。5月にデビューしたにもかかわらず、7月の球宴では野茂英雄以来29年ぶりに新人ながら先発投手を務めた。一方、メリルはパドレスの中堅手として、156試合に出場し、打率.292/出塁率.326/OPS.826、24本塁打、90打点、16盗塁を記録。守備でも今季から初挑戦の中堅で好成績を残し、パドレスのプレーオフ進出に貢献した。