思い切った変化がもたらす幸せ。ネガティブを脱する5つのコツ
4. 屋外に出る
屋外でほんの数分過ごすだけで、人生が完全に変わるとは言いませんが、気分が良くなるための最初のステップにはなります。 現に、最近の研究で、5分間でも自然の中で過ごすと、機嫌が良くなることがわかっています。 研究班は2つのグループにテストを実施。被験者は室内に座るグループと屋外に座るグループに分けられ、暇つぶしの電子機器は一切持たずに過ごしました。時間が経過するに連れてどうなるか調査したのです。 数分後にはどちらのグループもネガティブな感情が緩和されましたが、自然に接していたグループは、ポジティブな感情が湧く傾向がありました。 ですから、外に出て、近所を散歩したり公園に行きましょう。屋外で数分座っているだけでも構いません。目に入る景色が変わると良い影響があるかもしれません。
5. 生活に変化を取り入れる
人生に閉塞感を感じている人の多くは、その原因が生活に潜んでいるようです。住んでいる場所、仕事、あるいは特定の人物のせいで、幸福感が阻害されているのかもしれません。 生活をさまざまな角度からじっくりと見直して、不幸の原因を見つけましょう。そうすれば、何をどう変えるべきかわかってきます。 仕事と私生活に境界線をつくる 仕事が原因でハッピーになれないとわかっても、必ずしも退職する必要はありません。仕事の時間と私生活の時間の間にはっきり線引きするだけで、かなり違ってきます。angrygreycatreadsさんは、仕事に不満がありましたが、解決策を見つけました。 私は、仕事を辞めるわけにはいかないのですが、明確な境界線を引くことで、これまでのように仕事が私生活を侵食しないようにして、もっと自分がやりたいことをするようにしました(特に仕事が終わったらすぐやるようにしています)。 定時で職場を離れ、ヨガのクラスに行くようにしたら、目に見えて効果がありました。 生活の中で上手に境界線を引くと自由な時間が増えるので、ぶらぶら過ごしたり、心身の充電の時間にすることができます。 scarlet.pirateさんは、自由な時間を第二の仕事だと思ってスケジュールしています。 自由時間のスケジュールを立てるには、努力が必要でした。仕事の会議やクライアントを訪問するのと同じように友人との外出をスケジュールしました。 受け身でいてはいけません。積極的になるのです。 「むこうは忙しくて私に返信できないのね」と思っていてはダメです。「いつなら都合がいいの?」「ねえ、返事をもらっていないけど、あの話はまだ生きてるの?」と積極的に相手に働きかけましょう。 (「今度の金曜日仕事のあとで時間ある?」と聞くと、話が展開します)。 周囲の「ネガティブな人」を除外する ちょっとした変化で事態が変わることもありますが、もっと大がかりな変化が必要なこともあります。周囲にことごとくネガティブなことを言う人がいるとしたら、どんなに大変でもその人を生活から除外しましょう。 人は環境からも大いに影響を受けます。edenn1423さんは、最後の手段と言うべき大胆な変化が必要でした。 嫌な仕事と酷い人間関係で苦労した土地から、何もかも捨てて引っ越しました。3年後には仕事量が90%減り、収入は2倍になりました。 家を買い、途中で子どもを持ち、毎晩嫌なことを忘れるために飲んでいたお酒もやめました。人生で最高の決断でした。 悲観的な見方を変える 気の持ちようや考え方を変えるだけで十分な場合もあります。事態は思っているほど悪くないかもしれないと考えてみたことはありますか? もしかしたらすべてを悲観的に見ているだけかもしれません。Rebootさんは、次のような体験談をシェアしてくれました。 私は、「黒い雲が私の頭上にある」と感じていて、口に出してそう言ってもいました。でもある日、気づいたのです。 悪いことは実際には起こっておらず、私の心が招いているだけだと。自分の人生に責任を持ち、言い訳するのをやめると、物事の展開が変わりました。 簡単ではありませんでしたが、本来の軌道に戻ることができました。それまでは、「悪い結果」を招くことを選択していたのですが、そうした選択をしないようにしてみると、悪いことは起こらなくなりました。 まあ、悪いことも起こらなくはありません。でも、自分の幸福は自分でコントロールしなくちゃ。ぼーっと生きていると、人生はあっという間に終わります。 自分でコントロールできなくなったと感じたら、マインドセットを変えてみる時です。自ら行動を起こさないと何も変わりません。 誰と過ごすか、自分の時間をどう使うか、どこに住むか、物事をどう考えるか、どこで働くか、決めるのは全部自分です。 こうしたことの選択をちょっと変えるだけで、物の見方も必要に応じて変わるはずです。 辛い状況から脱却する方法に絶対的な正解はありません。人によって置かれている状況が違うからです。 でも、ここでご紹介したことが多少なりともお役に立てば幸いです。少なくとも、この記事を読めば、人生のどん底からでも立ち直ることができると思えるかもしれません。 ──2019年8月30日の記事を編集のうえ、再掲しています。 訳: 春野ユリ
ライフハッカー・ジャパン編集部