漫画「うなされるほぺろう」のカット（ぼさ子さん提供）

　息子が熱を出してうなされていたときの出来事を描いた漫画「うなされるほぺろう」が、Instagramで300以上のいいねを集めて話題となっています。 【漫画】本編を読む 　夏風邪を引き、熱を出して寝込んでしまった息子。苦しそうにうなされていたので、「何かを訴えている！」と思った母は、急いで耳を傾けたのですが…。読者からは、「懐かしい曲ですね」「生まれる前に流行った曲、どこで知ったの（笑）」などの声が上がっています。

うなされるほど高熱がつらいのかと心配したが…

　この漫画を描いたのは、ブロガーのぼさ子さんです。Instagramやブログ「ほぺろうの自閉症マンガ」などで漫画を発表しています。ぼさ子さんに、作品についてのお話を聞きました。 Q.今回、漫画「うなされるほぺろう」を描いたきっかけを教えてください。 ぼさ子さん「案外、子どもの方がおおらかなんだな、と思ったことがきっかけです。息子が熱を出したとき、親としてはとても心配で、できることは何でもしてあげたいと構えていたのですが…。ほっこりした気持ちになりました」 Q.寝込んでいる息子さんのうなり声を聞いたときは、どのような気持ちでしたか。 ぼさ子さん「『うなされるほど高熱がつらいのかな』と、とても心配になりました。ちょうど暑い時期だったこともあり…」 Q.息子さんが訴えている言葉が分かったとき、どのように感じましたか。 ぼさ子さん「てっきり、何かを『ちょうだい』と訴えているんだと思っていたので、『〇〇うだい』の言葉がうまい具合にリンクしたんだな、と変に感心してしまいました。」 Q.「自分が生まれる前に流行った曲を、なぜ知っているの？」というコメントがありました。息子さんは、どこでこの歌を知ったのでしょうか。 ぼさ子さん「通っている学校で流れていたのではないでしょうか。詳細は分かりませんが、そこで覚えたのかなと思います」 Q.漫画「うなされるほぺろう」について、どのような意見が寄せられていますか。 ぼさ子さん「『懐かしい曲ですね（笑）』『迂闊（うかつ）にも笑ってしまいました』『回復してよかったです』など、曲を懐かしむ声や、息子を心配してくださる声を頂きました。皆さんに気に掛けて頂き、私も息子も幸せ者です」