バンドT、映画Tなど、中目黒の老舗古着屋「JUMPIN' JAP FLASH」に聞いた、おすすめビンテージTシャツ
最近、ビンテージTシャツというキーワードをよく耳にする。いま、ブームとなっているものは1980年代後半から2000年代ぐらいまでのものが多く、バンド、ヒップホップ、映画、アニメ、アート、企業ロゴなど、そのジャンルはさまざまだ。
今回は、ファッション上級者が多い街、中目黒で長きにわたり人気の古着屋「JUMPIN' JAP FLASH(ジャンピン ジャップ フラッシュ)」SHOP MANAGERの寺坂 晃佳さんにおすすめのビンテージTシャツを紹介してもらおう。
ビンテージTシャツブームのはじまりは5年ほど前から
最近のビンテージTシャツブームはいつ頃からはじまったのだろうか、またビンテージTシャツと聞いただけで数十万円するというイメージを持っている方も少なくないのではないだろうか、今回紹介してもらうビンテージTシャツは10,000円台~20,000円台のプライスゾーンだが、十分いいものが手に入るそうだ。 「最近のこの流れはおそらく5年ぐらい前から徐々に人気が上がってきたような感覚で、バンドTシャツだとNirvana(ニルヴァーナ)やRed Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、映画TシャツだとSTAR WARS(スター・ウォーズ)、アニメTシャツだとAKIRA(アキラ)などの値段がジワジワ高騰していったという感じです。 このブームは日本だけではなく、アメリカの仕入れ現場でもかなり高くなっており、往年のビンテージデニムと同じような雰囲気になってきていますね」
The Beatles(ザ・ビートルズ)1990年代のTシャツ
さっそく、いくつかのビンテージTシャツを見せてもらおう。 「最初はThe Beatles(ザ・ビートルズ)のTシャツで、1990年代のものです。アルバム『LET IT BE(レット・イット・ビー)』のTシャツなのですが、このアルバムは1970年に出たもので、以降このモチーフのTシャツはいろいろと作られてきたと思います。1990年代のボディでMade in USAのものなのですが、バックにアルバムの収録曲が書いてあるのはあまり見ないものだと思います」