バンドT、映画Tなど、中目黒の老舗古着屋「JUMPIN' JAP FLASH」に聞いた、おすすめビンテージTシャツ
ビンテージTシャツの年代を見分けるディテール
ビンテージTシャツの年代をジャッジする際、ビンテージバイヤーはブランドやTシャツボディメーカーのネームデザインを知識として持っている場合や、先ほど話題にもなったコピーライト横に書かれた西暦などを手掛かりにするが、1990年代と2000年代ではTシャツの仕様が大きく変わったという経緯もひとつのポイントとなる。それは袖と裾のステッチだ。 1990年代半ばまでは、袖も裾もシングルステッチの仕様ものが多く、1990年代後半になってくるとダブルステッチへ以降していき、現在のTシャツはダブルステッチのものが主流となっている。
アメリカではビンテージものが集まりづらくなっているが、アメリカ古着にはこだわっていきたい
JUMPIN' JAP FLASHは2001年にオープンした。その当初からアメリカ買い付けを中心にずっとやってきているという。Tシャツに限らず、ビンテージ古着というものが集まりづらくなってきているなかで、いまのビンテージTシャツブームは今後どうなっていくのかを伺ってみた。
「この先は結構読みづらいところがありまして、ただこのお店の品揃えの根本がアメカジなので、流行りに流されすぎないよう、ビンテージに限らずTシャツはジャンル分けして、さまざまなものを仕入れています。
先ほどのHARLEY-DAVIDSONもそうですが、NIKE(ナイキ)、UMBRO(アンブロ)などのスポーツものや、Disney(ディズニー)のものなど、いろいろなカテゴリーで幅広く取り揃えていますので、お気に入りのものを見つけてもらえるとよいかと思います」 ※Tシャツは一点ものなので、すでに売り切れている場合があります。ご了承ください。
昨今のビンテージTシャツブームや古着を取り巻く雰囲気は、1990年代のビンテージブームとも、その後の2000年代のブームともまた違う感じがする。いままでにはなかったこのブームぜひ楽しんでほしいと思う。