「ハラスメントの標的になりやすい人」の6つの特徴 身を守るための言い返し方
他人からの攻撃でストレスをためこみ、無駄に傷つかないように、嫌な印象を持たれずに言い返す方法をマスターしましょう。コミュニケーショントレーナーの司拓也さんが教える「嫌われずに言い返す方法」を、『PHPスペシャル』10月号よりご紹介します。(取材・文:洪愛舜) 【心が軽くなる言葉】人間関係が良くなる8か条 ※本稿は、『PHPスペシャル』2024年10月号より内容を抜粋・編集したものです。
合気道のように嫌な言葉をかわそう
悪意のある言葉を投げつけられても、言われっぱなしで我慢してしまう......そんな経験はありませんか? とくに上司や同僚、ママ友、家族など、簡単に縁を切ることができない相手だと、なおさらかもしれません。その根底にあるのは、「嫌われるといけないから、攻撃を受けても言い返してはならない」という思い込みです。しかし、言い返すと本当に嫌われるのでしょうか? たしかに、自分の主張を押し通したり、相手を論破するような反論をしたりすると、嫌われることがあるかもしれません。でも、嫌われずに言い返す方法はあります。 それは、真正面から相手に反発するのではなく、合気道のようにスルッとかわしてから言い返す、という方法です。「言うのは簡単だけれど、本当にできるの?」と思われるかもしれませんが、本稿で紹介するテクニックを使えば、誰でもできるようになります。 嫌味や悪口、マウンティングなどのハラスメントを仕掛けてくる人(ハラサー)からあなたが攻撃されている姿を、周りの人たちは案外よく見ています。もしあなたがその攻撃をうまくかわすことができれば、「あの人は攻撃されてもああいう態度をとれるんだ」「なかなかの大物だな」「ブレない人なんだな」と、周りからの評価が上がることでしょう。 また、同じようなハラスメントを受けている人が、あなたの行動を見て、「あんなふうに対処すればいいんだ」とお手本にすることもできます。このように、あなたが嫌な言葉をかわせるようになることで、ハラスメントを封じる環境づくりにもつながっていくのです。